message from nacalai tesque いままでなかったものが生まれるその創造の現場に、試薬がある。

たとえば体操競技や陸上競技などで、アスリートが助走距離を加速し、跳躍に入る、
その瞬間をイメージしてください。
試薬とは、読んで字の如く「試験・研究用につかわれる精密化学薬品」のこと。
新しいものが生まれるとき、飛躍的な発展が始まるとき、
ナカライテスクの試薬は、その直前のジャンピングボードです。
新しい材料の開発や品質・安全性のチェック、環境測定など、
あらゆるテクノロジーがさまざまな分野で社会貢献を果たすとき、
それは試薬のフィルターを通って社会に出て行くのです。

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ものが燃える、金属が錆びる、陶磁器が窯変する、
といった変化は、人類が古くから知っていて、
その生活の発展に利用されてきました。
しかし、それが原子間の結合と切断によって
新たな物質を生成する「化学変化」として捉えられ、
産業的に用いられるようになるのは19世紀のこと。
そこには、知識と技術の飛躍的な発展がありました。

分子レベルのささやかな変化が、
物質に劇的な変貌をもたらす。
その新しい物質の生成が、産業を変え、人々の生活を変え、
社会のあり方を根本的に変えることがある。

医療やエネルギー、材料工学、エレクトロニクス、バイオなど、
あらゆる分野で、新しい物質の創出に向けた挑戦が続いています。
世界の成り立ちを変える、一滴の力。
試薬には、その無限の可能性が秘められています。

世界を変える、 一滴の力。

nacalai tesque the quality for certainty

ナカライテスク株式会社 ブランドサイト

history of nacalai tesque
1846 「創 業」

現在地において、初代半井万助が
和漢薬の販売を業とする店舗を開設。
半井家は、子孫代々が長年にわたり
典薬頭(てんやくのかみ)の
地位を保った医家の名門であり、
その分家として独立した。

history of nacalai tesque
1908 「直輸入」

洋薬(医薬品)の取扱いを始めると
ともに、ドイツから試薬の直輸入を
開始するなど、常に次代の波に先駆け、
その業態を変革させ、業績を伸ばす。

history of nacalai tesque
1958 「設 立」

株式会社半井萬紹商店(1934年改組)
から試薬部を分離し、試薬が主力の
半井化学薬品株式会社を設立。
輸入品から自社品に切り替え、戦後の
高度成長期の波に乗り、成長を遂げる。

history of nacalai tesque
1968 「進 出」

南区の工場用地に京都南工場を設立。
一地方の流通業者ではなく、
試薬メーカーとして進出する。

history of nacalai tesque
1987,1988 「変 革」

京都工場内に本格的な研究所を開設。
バイオテクノロジー関連の自社オリジ
ナル製品の研究を進め、新たな分野を
開拓する。また翌年1988年には商号を
ナカライテスク株式会社に変更する。

history of nacalai tesque
1998,2005 「飛 躍」

1998年に滋賀SDセンター開設。また、
2005年に米国法人Nacalai USA, Inc.
を設立し、国際学会などを通して
自社ブランドを世界に発信。また、研究
支援オンラインカタログ「e-Nacalai」
の運営を開始し、24時間どこからでも
注文を受けられる仕組みを整える。

history of nacalai tesque
2016 looking forward the furture

2016年、研究開発部門に新たにiPS
細胞(人工多能性幹細胞)の研究開発
グループを設置。iPS細胞から心筋
細胞へと分化させるための培地を開発
し、テストマーケティングを開始する。
また、同年5月には新たな物流拠点と
して伏見桂川事業所を開設する。

部門紹介 プロフェッショナル集団が連携し、確かな品質を追求する。

科学の発展に欠かせない「試薬」は、さまざまな研究分野で必要とされています。
自社製品を開発する試薬メーカーでありながら、
国内外の優良商品を仕入れて販売する商社機能も備えたナカライテスクでは、
900万品目を越える商製品を販売。
研究開発から製造、販売、情報提供まで
すべての部署が密に連携をとり、多様化・高度化するお客様のニーズにお応えしています。

研究開発部門 次代の価値を見通して、未知との対話を続ける。 人に幸せをもたらす、ライフサイエンス分野を網羅

細胞生物学、分子生物学、免疫・組織学など、生命科学の研究に欠かせない試薬の開発に積極的に挑戦。
高度な技術力を背景に、フレキシブルな発想とあくなき探究心で、人々の幸福増進に貢献する「次代の科学を支える技術」を提供しています。

付加価値の高いオリジナル製品を開発ナカライテスクが製造する、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)カラム「COSMOSIL®」は世界的に見ても特色のある製品で、5000報以上の学術文献にその名が掲載されています(弊社調べ)。また、国産の液体培地メーカーとしての歴史も古く、長年培ってきた技術を活かし、細胞培養用カスタム培地の受託製造もお受けしています。

製 造 部 門 人と機械の最適コンディションが、「確実性」の徹底に結実する 少量多品種の製品を、確かなクオリティーで

製造部門において最も重視しているのが、「確かな品質」です。原料の投入から完成まで一貫した、高次元な標準化のもとに製品を生産するとともに、厳しい管理体制を敷いてチェックを繰り返し、製品の確実性を証明しています。

高い技能を持つ人材を育て、安定生産を可能に

製造部門では、試薬製造からラベル作成、包装工程まで、製品として仕上がるまでの全工程を担当しています。手作業に頼らざるを得ない工程が多く、確かな品質の製品を安定して作り続けるために、高い技能を持った人材の教育にも力を入れています。

マーケティング部門 常に最先端の製品と情報をお客さまのもとへ オンラインカタログ で研究を支援

国内最大級の試薬・器材掲載数を誇る、研究支援オンラインカタログ「e-Nacalai」を運営しています。国内外掲載メーカー1,300社以上、900万品目の商製品を検索していただけます。また、それぞれの商製品の詳細情報も掲載。必要な情報をすぐに提供できる体制を整え、研究をバックアップしています。

販促活動を支える販売計画立案や広報物を作成

Skypeを利用し海外メーカーと日本市場へのアプローチや新製品情報などのミーティングを行うことも。国内外のメーカーと情報交換を行っています。 また、最先端の製品や情報をWeb、カタログ、セミナーなどを通してお客様に提供しており、広報ツールの作成も担当し、情報を正確に発信しています。

営 業 部 門 たく結ばれた誠意のパートナーシップ。 ルートセールスを主体とした営業活動

社屋前にはロゴマーク入りの営業車が並び、この機動力を活かしてエリアマーケティングを基本とした販売活動を展開しています。訪問先は、大学、病院、研究施設、企業などの研究部門。誠意あるコミュニケーションで研究開発を支える試薬の提案を行っています。また、代理店との連携による独自の販売網も持ち、日本全国に製品をお届けしています。

配送センターとの連携でスピーディーな発送を実現

ご注文をいただいた内容は、電話オペレーターが端末に入力するとともに、その情報が配送センターへと送られます。在庫のある商製品であれば翌日配達が可能。配送センターとの確かな連携で、スピーディーなお届けを実現しています。

国 際 部 門 は、世界のブランド 製品でつながる日本と世界

国内部門では、代理店との契約から広報物作成まで幅広い活動を行い、自社製品をグローバルに提供しています。また、海外の優れた試薬を輸入し、日本のお客様へ提供しています。2005年には米国法人Nacalai USA, Incを設立するなど、常に世界を視野に入れた経営を行っています。

展示会や代理店による販促活動で魅力を発信

米国法人Nacalai USA, Incは、国際学会でのブース出展を通して広く世界にNacalai tesque製品の魅力を発信しています。また、北米における販売も行い、年々その売り上げは上昇。北米以外については規制のある国を除くほぼ全ての国で販売店契約を結び、世界各地でNacalai tesqueの製品が新たな発見の一助になっています。

社章・社名について nacalai tesque the quality for certainty

当社の社章は、「ナカライテスク」の頭文字「N(n)」を中心に
それを取り囲む4つの弧をデザインし、
一歩一歩成長していく可能性と力強さを表現しています。

「ナカライテスク」の社名は、これまで親しまれてきた旧社名である
「半井化学薬品株式会社」の「半井」をカタカナで「ナカライ」と表記したものと、
未来へ向かってもっと素敵な企業を目指す私たちの意気込みを込めた
「テスク」という、全く新しい言葉を組み合わせて誕生しました。

この「テスク(tesque)」とは、試験または試薬といった意味の“TEST”と、
試薬にとって最も大切な「品質」の意味の“QUALITY”をモチーフにつくられた語で、
私たちの新しい企業活動のキーワードとなるものです。

そして私たちが、皆様から信頼される企業となるためにもっとも大切にしていくもの、それは「確かなクオリティ」です。

時代の科学を支えるパートナーとして確かな品質を追求し、
確かな価値を創造していく姿勢を「The quality for certainty.」のメッセージに込めました。

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