高速 CBB 染色液Bullet CBB Stain One(Ready To Use)
Bullet CBB Stain One は、CBB 染色を 1 ステップ、15 分で完了する 1 液タイプの CBB 染色液です。弊社従来品と比較して、染色時間とステップ数が少なく、短時間で明瞭な染色像を確認できます。また、脱色操作が不要のため、染色像は染色中に確認することができます。
特長
- 1 ステップ、15 分で染色完了
染色液の調製が不要な ready to use タイプ
染色前のゲルの水洗が不要
脱色操作不要でも明瞭な染色像
室温で振とうするだけの操作 - 刺激の強い酢酸やメタノール不含
- 高感度検出が可能(数十 ng)
従来品比較
製品仕様
Bullet CBB Stain One (#13542) | CBB Stain One Super (#11642) | CBB Stain One (#04543) | Rapid Stain CBB Kit (#30035) | |
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色素 | CBB G-250 | CBB R-250 | CBB G-250 | CBB R-250 |
形状 |
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染色前操作 | 不要 |
水洗 (5 分 × 3 回) |
水洗 (5 分 × 3 回) |
調製 (2 液の混合) |
染色時間 | 15 分* | 30 分 | 60 分 | 20 分 |
脱色時間 | 不要* | 1 時間以上 | ||
検出感度 | 数十 ng |
* ゲル乾燥保存など脱色後の染色像を記録する場合は、染色は 1 時間、脱色は 1 時間以上必要です。
染色例
実験条件 | ||||
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ゲルサイズ | W 75 mm × H 90 mm × T 1 mm | |||
ゲル濃度 | 12% ゲル(自作 Laemmli 法ゲル) | |||
サンプル | タンパク質マーカー(10x)(#29458-24)を① 3 ×、② 1 ×、③ 1/3 ×、④ 1/10 × になるように調製し使用 | |||
染色 | 各製品のプロトコールに準じて染色 |
染色操作後の染色像(脱色操作なし)
Bullet CBB Stain One は泳動後のゲルを 15 分染色するだけで、ほかの製品より低いバックグラウンドで鮮明にバンドを検出できます。
脱色操作後の染色像
Bullet CBB Stain One は脱色を行わなくても染色像の確認ができますが、染色 60 分、脱色 60 分を行うことで、より鮮明な染色像が、ほかの染色方法よりも短時間で得られます。
実施例 Bullet CBB Stain One を用いた植物タンパク質の検出
Bullet PAGE One で泳動したゲルを Bullet CBB Stain One にて染色を行い、植物タンパク質の検出を行った。
実験条件 | ||||
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サンプル | 植物(シロイヌナズナおよび小松菜)より抽出したタンパク質 | |||
SDS-PAGE | Bullet PAGE One Precast Gel, 5-15% 定電圧 400 V 12 分 泳動用緩衝液(10 倍濃縮, SDS-PAGE 用, トリス-グリシン系)(#30329) |
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染色 | Bullet CBB Stain One 10 分染色後、脱色を行った。 |
使用者の評価
Bullet PAGE One および Bullet CBB Stain One を使用することにより、従来行っている方法と同様の結果を短時間で得ることができた。
データご提供:京都大学理学研究科 生物科学専攻 植物学教室 植物分子遺伝学研究室 様
関連製品 CBB 染色液
関連製品 Bullet シリーズ
Bullet シリーズは SDS-PAGE から CBB 染色もしくはウェスタンブロッティングを高速化する試薬です。 シリーズすべてを使用していただくことにより、CBB 染色が約 30 分、ウェスタンブロッティングが約 2 時間で完了できます。
工程 | 製品名 | 時間 |
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SDS-PAGE |
電気泳動 10 分 |
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CBB 染色 | Bullet CBB Stain One | CBB 染色 15 分 |
転写 | Bullet Semi-dry Transfer One | 転写 10 分 |
ブロッキング | Bullet Blocking One | ブロッキング 5 分 |
抗原抗体反応 | Bullet ImmunoReaction Buffer | 反応時間を半分に短縮 |
価格表
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。