ご好評を頂いておりますブロッキング ワンシリーズに免疫組織染色用ブロッキング剤「ブロッキング ワン Histo」を新たに追加しました。本製品はウェスタンブロッティングメンブレンおよびELISAプレートを迅速かつ強力にブロッキングするブロッキング ワンをベースに免疫組織染色用として開発された製品です。
■ 蛍光染色:10% ヤギ血清とのブロッキング効率の比較

マウス小腸を抗Vimentin抗体で蛍光染色(データ中:緑色)しています。核はDAPIにより青色に染色されています。10%ヤギ血清では小腸の輪郭にそって非特異な染色(白色矢印)が観察されますが、ブロッキング ワン Histoでブロッキングすると非特異な染色が抑えられています。
サンプル:マウス小腸パラフィン包埋切片
抗原賦活:Histo VT One 90℃・20分処置
一次抗体:Anti-Vimentin rabbit polyclonal antibody(Santa Cruz:#sc-7557R)
二次抗体:CF™ 488A Goat anti-Rabbit IgG (H+L), F(ab’)2 Fragment(Biotium:#20013)
■ 発色染色での使用例
各サンプルをブロッキング ワン Histoによりブロッキング後、小腸のサンプルは核内を染色するために抗PCNA抗体と発色基質DAB(3,3'-Diamino Benzidine)を用いて染色(黒色矢印)、精巣上体のサンプルは筋肉部分を染色するために抗Vimentin抗体とDABにより染色(黒色矢印)、マウス脳由来のサンプルは膜タンパク質を染色するために抗GluR抗体とDABにより染色(黒色矢印)、核はヘマトキシリンを用いて染色しました。いずれのサンプルにおいても、ブロッキング ワン Histoにより、非特異な染色が抑えられています。
サンプル:
マウス小腸、マウス精巣上体、マウス脳パラフィン包埋切片
抗原賦活:
Histo VT One 90℃・20分処置
ブロッキング:
ブロッキング ワン Histo 室温・10分間処置
一次抗体:
(小腸)Anti-PCNA rabbit polyclonal antibody(Santa Cruz:#sc-7907)
(精巣上体)Anti-Vimentin rabbit polyclonal antibody(Santa Cruz:#sc-7557R)
(脳)Anti-GluR-1 goat polyclonal antibody(Santa Cruz:#sc-7608)
二次抗体:
(小腸・精巣上体)Goat anti-rabbit IgG (H+L), biotin conjugated(Vector:#BA-1000)
(脳) Bovine anti-goat IgG (H+L), biotin conjugated(Santa Cruz:#sc-2347)
発 色:
ストレプトABCペルオキシダーゼセット(#30462)
ペルオキシダーゼDAB染色キット(Brown Stain)(#25985)
■ 組織染色時の非特異的反応のブロッキング
本液を組織全体が覆われるようにスライドガラスに滴下してください。室温で5~10分間静置後、ブロッキング溶液を除去し、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(Tween® 20)などの界面活性剤を0.1%程度含むTBSまたはPBSで組織を5分間洗浄し、その後、一次抗体のインキュベートを行ってください。
■ 抗体の希釈
20倍希釈したブロッキング溶液に所定量の酵素標識抗体を添加し、泡立たない程度に十分に混和してから使用してください。なお、希釈後の酵素標識抗体溶液は希釈液の種類に限らず酵素活性が経時的に変化し、感度の低下につながる恐れがありますのでなるべく早く使用してください。
本品に使用しているウシ由来タンパク質は精製したものですが、アビジン-ビオチン反応を利用した検出系では交差反応する可能性があります。また、その他の測定系の抗体や酵素標識抗体などと交差反応する可能性もありますので、使用に先立って交差反応の有無をご確認ください。