本試薬は、高い遺伝子導入効率と低毒性の性質を有するトランスフェクション試薬LyoVec™と最適化された2つのパッケージングプラスミドがあらかじめ適切に混合された製品で、お手持ちのレンチウイルス発現プラスミドを混合し、HEK293T細胞に添加後、わずか36-72時間で高力価のレンチウイルスを再現性よく作製できます。
従来法では、トランスフェクションに最適なコンフルエンスに到達するまで、ウイルス産生用のHEK293T細胞の培養が必要でした。LENTI-Smart™は、細胞の播種と同時にプラスミドをトランスフェクションできるので、より迅速にレンチウイルスを作製できます。
■ LENTI-Smart™法(最長72時間)(左図)と従来法(最長96時間)(右図)
*本製品にレンチウイルス発現プラスミドは添付されていません。
LENTI-Smart™キットは、染色体組み込み型と非組み込み型の製品があり、それぞれ2つのパッケージングプラスミドとトランスフェクション試薬LyoVec™の混合物(パッケージングミックス)がバイアルに収められています。
| LENTI-Smart™ INT (染色体組み込み型) | LENTI-Smart™ NIL (染色体非組み込み型(一過性発現)) |
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・パッケージングミックス LyoVec™(トランスフェクション試薬) pLV-iVSV-G(パッケージングプラスミド) pLV-HELP(パッケージングプラスミド) ・pLV Green(コントロール用) |
・パッケージングミックス LyoVec™(トランスフェクション試薬) pLV-iVSV-G(パッケージングプラスミド) pLV-HELP-NIL D64(パッケージングプラスミド) ・pLV Green (コントロール用) |
・LyoVec™:
迅速かつ高効率な遺伝子導入が可能なトランスフェクション試薬です。細胞の播種と同時にプラスミドDNA/ LyoVec™複合体の添加が可能で、迅速なトランスフェクションを実現しています。
・pLV-iVSV-G:
水泡性口内炎ウイルス(VSV-G)由来のG糖タンパク質遺伝子を発現するパッケージングプラスミドです。広範囲の宿主に感染可能なシュードタイプのレンチウイルスベクターの作製が可能です。
・pLV-HELP:
レンチウイルスの遺伝子、gag、 pol、 rev、 tatやrev応答配列(RRE)を発現するパッケージングプラスミドです。
・pLV-HELP-NIL D64:
pLV-HELPを改変したパッケージングプラスミドで、インテグラーゼの変異体(D64V)を発現するため、染色体への遺伝子組み込みの機能を欠損したレンチウイルスベクターの作製が可能です。
*インテグラーゼの変異体D116Nを作製することも可能です。
・pLV Green:
本システムのコントロール用レンチウイルス発現プラスミドで、緑色蛍光タンパク質遺伝子(GFP)を発現します。各製品に15μg添付されています。
■ 安定発現型(染色体組み込み型)
3種類の市販のレンチウイルス発現プラスミドを用いて、InvivoGen社(LENTI-Smart™)、A社製品(リポフェクション試薬)、リン酸カルシウム法により、レンチウイルスを作製しました。InvioGen社製品はいずれの市販のレンチウイルス発現プラスミドを用いた場合でも、力価の高いウイルスを高い再現性で作製することが可能です。
■ 一過性発現型(染色体非組み込み型)
LENTI-Smart™ またはLENTI-Smart™ NILにより形質導入したGFP陽性のHCT116細胞のパーセンテージをFACSにより評価しました。LENTI-Smart™ NILで作製したレンチウイルスは染色体に組み込まれず、GFPの発現が低下し10日目には発現していないことが示されています。
・いずれの製品も各バイアルにつき、10cmディッシュもしくは75cm2フラスコのHEK293T細胞へのトランスフェクションが可能です。Starter Kitは、LENTI-Smart™ INTおよびLENTI-Smart™ NILのパッケージングミックス各5 vialとpLV Green 15μgから構成されています。
・レンチウイルスの取り扱いには、バイオセーフティーレベル-2の実験室施設が必要です。
※記載の内容は、'11年2月現在の情報に基づいております。