FAQ

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Targeting Systems社 Profectについてのご質問

細胞種と導入効率についてはこちら

対象製品 ご質問 回答
Peptide enhancer Targetingsystemsのウェブにはペプチドエンハンサーは-70℃での保存が必要であると記されているが-20℃での保存は不可能か? -20℃での保存で問題ありません。
Profect 血清存在下で本試薬を使用した場合、導入効率の低下や毒性への影響はあるか? 目的タンパクと試薬の複合体形成から細胞への添加のステップまでは、血清を含まない培地で行うことが重要です。血清中のタンパク質が目的タンパク質と相互作用するので、目的タンパク質と試薬との複合体の形成に影響が生じ、導入効率の低下が懸念されます。
Profect Profect 試薬が細胞毒性を示す可能性はあるか? Profect 試薬は、添付のプロトコールどおりに使用すれば、ほとんど毒性は示しません。 毒性の上昇は、主に複合体の形成時にPBSを使用し、作成した複合体を細胞と2時間以上インキュベーションした場合に生じます。その他のケースとしては、複合体の形成時にProfect 試薬もしくは目的タンパク質が過剰な場合に凝集体の形成を起こし、これが細胞毒性につながる可能性は考えられます。
Profect Profectを使用した、細胞種と導入効率についてのデータはあるか? 別シート(細胞種と導入効率)に記載。
Profect 目的タンパク質とProfectの複合体形成時には、Optimem 1以外を用いる方法はあるか? DMEM、endothelial basal medium等の無血清培地でも適応可能です。又ハイスループットへの応用として血清(charcoal stripped serum)を使用した方法もある模様です。
Profect 低毒性で細胞に導入するために血清入りの培地で本試薬を使用したい。このようなケースで、予測される影響、実際に血清の有無の条件下で比較したデータは保有しているか? 血清存在下における本試薬の使用は実施されていないので不明です。しかし、血清入りの培地を使用した場合、複合体の形成時等に血清が干渉し、目的タンパク質と本試薬の相互作用に影響を与えます。
Profect 本試薬でペプチドを導入する場合どの程度の分子量までなら可能か? 本試薬は最大540kDaまでのタンパク質の導入が可能です。質問のペプチドであれば100アミノ酸残基程度(10kDa)まで可能です。しかし、20アミノ酸程度(2kDa)のペプチドでも導入した例がある模様です。
Profect 本試薬の使用回数はどのような条件下で決定されたものか? 35mmのディシュで、1回当たり5mlの本試薬を使用するものとして計算されています。
Profect 本試薬にポジコンは付属していますか? Profect試薬には、ポジコンは付属しておらず導入試薬のみから構成されています。別途ポジコンのみでご用意させて頂いております。
Profect 抗体を細胞内に導入したいが、タンパク量として最低どの程度必要か? 2mgもしくは5mgの抗体が必要です。抗体の導入は酵素の導入よりも、より長いインキュベーション時間を必要とするので、最初は4時間と24時間でテストし、最適条件の検討を行う事を推奨させていただきます。
Profect 複合体は、細胞内で試薬と導入したタンパク質に分離するのか? 分離します。ウェブサイト上のhttp://www.targetingsystems.net/pdf/Profect.pdf(Dr Devaki Nandan, Univ. of British Columbia, Canada)の電気泳動に関するデーターが参考となります。
Profect 導入したタンパク質の安定性はどの程度であるか? 導入したタンパク質は少なくとも24時間は分解しないようです(但し、TargetingSystems社が把握しているタンパク質に限る)。
Profect 導入するタンパク質は完全に精製する必要があるか? Profectは同時に複数のタンパク質を導入できることから、完全に精製されていなくても問題なく、目的タンパク質を導入することが可能です。
Profect 核へ特異的にタンパク質を導入する試薬はどの製品に相当するか? 核へと特異的にタンパク質を導入する試薬はpeptide enhancer(#008)が該当します。これは核へ遺伝子を運搬できる修飾されたタンパク質分子であると推測されており、Profectと複合体を形成できる。Virofect(#007)はリソソームによるDNAの分解を保護することにより、目的遺伝子の導入効率、転写効率を上昇させる作用を有します。
Profect 神経細胞にP1及びP2でGST融合タンパク質の導入を試みたが上手くいかない。
現象として1)P1-毒性は低いが導入効率が1%以下である。
2)P2-強い細胞毒性を示す。という現象が生じた。要因としてどのようなことが推測されるか?
別シート(補足)に記載します。
Profect 30~40kDaのタンパク質を導入した例はあるか? 30~40kDaのタンパク質を導入した例は存在しません。しかし、50kDaのBSA、EF1a、10~12kDaのヒストン等を導入した例は存在します。
Profect Profect試薬を用いてタンパク質を導入すると細胞の形態が変化するが、形態の変化した細胞をカウントすることにより、導入効率を測定する事は可能か? 細胞の形態学的な変化を導入効率と関連させて考えることは可能です。その場合、以下の2つのコントロールを必要とします。コントロール1:酵素と細胞のみでインキュベーション、コントロール2:β-galactosidaseやBSAなどの、研究に影響を与えない可能性が高いタンパク質をProfectにより細胞に導入する。但しメーカはβ-galactosidaseやAlexaでラベルしたヒストンタンパク質を用いて導入効率を決定する事を推奨しています。
Profect 細胞内にはどの程度の量のタンパク質を導入する事ができるか? プロトコールどおりの使用量である5µlのProfect試薬を使用した場合、10µgのタンパク 質を導入する事が可能です。又、Profect試薬の量を7.5µlにすれば20µgのタンパク質を導入する事も可能です。
Profect 導入効率が高すぎてタンパク質が過剰に細胞内に導入された場合、どのような影響が生じるか? 導入が過剰であると毒性を示す可能性があります。しかしこれは導入を試みるタンパク質の性質に依存しています。因みにβ-galactosidaseの場合、6-ウェルディシュの1ウェル当たりに1mlのOptimem 1、5µlのProfectを使用し、10µgのβ-galactosidaseを導入した場合でも毒性は確認されていません。
Profect Profect試薬により導入したタンパク質はどの位の期間安定であるか? メーカー側で導入したタンパク質の殆どが、細胞内で少なくとも15?20時間は安定です。
Profect 導入するタンパク質は、本試薬やインキュベーションによる影響で変性する可能性はないか? 本試薬で細胞内に導入したタンパク質は変性しないものと推測されます。これまでTargetingSystems社で導入した多種のタンパク質について、細胞内に導入後も本来有する機能性を示しています。
Profect carbonyl reductaseを本試薬で導入する際の最適なプロトコール(培養時間、複合体の形成、アッセイのタイミング)の提供を希望。 別シート(補足)に記載。
Profect 例えば、タンパク質溶液 1 、2 があるとする。1 は 2 の濃度が半量としたときに 1 を 2 の倍量添加すれば2と同じ導入効率が得られるのか? タンパク質量が一致していれば効率等に問題はありません。
Profect ボルテックスをメーカの推奨する最高速で30秒間行っても問題はないか? メーカの主張する手法でしっかりと混合した方が良いが、タンパク質の安定性を考慮すると混ざる程度に混合して頂ければ十分です。
Profect 複合体形成時に培地に血清が入っていても良いか? 導入効率の低下を引き起こす可能性が示唆されますので、血清の混入はお薦めできません。
Profect サンプル溶液中のグリセロールがタンパク質導入に影響を与えないか? 実際に試したことは無いが、影響は与えないものと推測されます。
Profect タンパク溶液中にDNAが含有されている場合、導入効率は減少するか? Profect試薬はDNAとも相互作用するので影響します。逆に、これらの性質を利用してTargetingSystems社ではβ-ガラクトシダーゼとDNAや、DNAと抗体を共輸送した実験を行っています。但し、その際には複合体形成時に試薬の量を多めに入れる必要があります。
Profect Profectで細胞融合させる事は可能か? 細胞融合に必要な分子を導入する事は可能であるが、細胞融合を引き起こせるかは不明です。
Profect どの程度までの粒子径を導入する事が可能か? 導入できる分子量のサイズは判明しているが、粒子径は不明です。
Profect 組織切片にprofect-抗体複合体を作用させれば抗体を導入する事が可能か? 組織切片にも導入は可能であると推測されます。推薦されるプロトコールは別シート(補足)に記載。
Profect T-cellに対するタンパク質導入ではP1、P2のどちらが最適か? 現在の所、Profect P1、P2のどちらを使用すべきかは不明です。Alexa 488でラベルされた histone(reporter kit)を指標としてP1、P2両方使用し、どちらの導入効率が良いか検討する事を推薦します。
Profect FITCラベルしたデキストランのNIH3T3細胞への導入を試みたが上手くいかない。 炭化水素の導入用に設計されているわけではないのでデキストランの導入は困難と推測されます。ただし、デキストラン硫酸であればデキストランよりは高い導入効率が期待できます。
Profect ガラスプレート上の細胞にProfect P2を用いてFITCラベルしたデキストラン導入を試みたが細胞が剥がれてしまう。 プラスチックのディシュもしくは Labtek chamber slides、 Lab-tek chamber coverglass slidesの使用を推薦します。
Profect 細胞小器官を導入する事は可能か? 現在の所、Profectによる細胞小器官の導入に関する実験例は存在しません。但し、TargetingSystems社によるとトライしてみる価値はあるとのことです。その際、下記の点が重要となります。
  1. できるだけ小さな細胞小器官から導入を試みる。
  2. 複合体形成時に導入する細胞小器官のµg当りに対するProfectの使用量を通常の2-5倍量(通常のタンパク質導入の場合、5µgのタンパク質に対して5µlのProfectを使用します)使用する。
Profect プロトプラストへの導入は可能か? 具体的なデーターはありません。Profect 2が作用すると推測されます。
Profect 精細胞、卵細胞、植物細胞への導入は可能か? 具体的なデーターは無いが作用すると推測されます。
Profect プロトプラストへの遺伝子導入にはPEG4000が必要とされるが、Profectによるタンパク質導入には必要か? タンパク質ーProfect複合体の過程には添加する必要はありませんが、複合体を細胞に加える前にPEG4000を複合体に添加すると良い。
Profect in vivoへの適用は。 in vivoでの適用は可能と推測されます。Vivoでの組織特異的な導入を望むのであればTargetingSystems社はアドバイスするとの事です。
Profect オリゴヌクレオチドの導入は可能か? Profect 2が使用されており、実際に導入に成功しています。
Profect 1つの細胞あたりに1分子のタンパク質ずつ導入することは可能か? 不可能と推測されます。TargetingSystems社でもそのような手法は不明との事です。
Profect 導入効率はどのような手法で算出したものか? β-ガラクトシダーゼ及び蛍光ヒストンを導入する事により算出しています。
Profect タンパク質溶液に界面活性剤が含まれていても影響は無いか? 種類にもよるが低濃度の界面活性剤であれば導入可能です。
Profect 抗体の導入にはP1、P2のどちらが有効か? P1、P2どちらも導入可能です。従って、細胞種と導入したい部位により使い分けが必要です。(参考)核への特異的な導入...P2を使用、COS7細胞への動原体への導入...P1を使用。
Profect 神経細胞への抗体の導入例は。 米国では抗体を神経細胞に導入しているようだが、TargetingSystems社でデータは保有していないとの事です。
Profect 本試薬を使用したところ、毒性が確認された。成分中の有機溶媒に細胞毒性があると予想している。本製品中にはどのような有機溶媒が含有されているのか? P1、P2は水溶性成分がベースであり有機溶媒は使用していません。問題の毒性に対する対応策は以下の4点です。
  1. 細胞密度を80-90%にして下さい。
  2. 複合体形成においてProfectの含有量がタンパク質量に比べて多い場合は、ある種の細胞に対し毒性を示します。従って、複合体形成時に使用するタンパク量を増やして下さい。目安は5µlのProfectに対し5µgのタンパク質の比率で複合体を形成させると良い。
  3. 複合体形成時にはOPTIMEM 1等の無血清培地を使用して下さい。決してリン酸緩衝液は使用しないで下さい。④細胞に複合体を添加しインキュベーション後、過剰の複合体を完全に除去した後、血清を含む完全培地を添加して下さい。
Profect 本試薬を用いてチャネルタンパク質を導入したい。この場合に最適な試薬はP1、P2のどちらであるか? 現在の所、TargetingSystems社はチャネルタンパク質の導入例に関するデーターを保有していません。タンパク質導入において、重要な条件の一つは試薬とタンパク質の複合体の形成効率の高さが挙げられます。チャネルタンパク質は膜タンパク質であり、脂質より構成されているP1試薬と最も複合体を形成しやすいと推測されます。しかし、あくまで推測であることからP1、P2の両方から構成されているお試しセット(PROFECT DELIVERY KIT)の使用が推薦されます。
Profect 本試薬が毒性を示したが、要因として有機溶媒から構成されている事が推測される。除去したいので有機溶媒の成分を明確にして欲しい。 本試薬は有機溶媒ではなく水溶性成分から構成されています。従って、毒性を示した要因としては考慮されません。毒性の低減は補足シートに記載されていますのでご参照下さい。
Profect ES細胞にCRE-recombinaseを導入することは可能か? ES細胞への導入に関する前例はありませんが、同じ幹細胞系であれば造血幹細胞にタンパク質を導入した例がある事から、本試薬におけるES細胞への導入は充分に期待できます。
Profect 本試薬を用いてタンパク質(抗体)を導入し、細胞のFACS解析を行いたいが、これに関する文献は存在するか? 文献は存在しません。尚、Information254の6ページは本試薬によりタンパク質を導入した細胞のFACS解析のデーターですのでご参照下さい。
Profect 本試薬を用いて細胞内のターゲットとなるタンパク質に抗体を導入した場合、導入した抗体はターゲットタンパク質に結合可能か? 基本的に細胞内のターゲットタンパク質を認識し結合すると推測されます(一部の抗体は細胞内に遊離の状態で存在する)。但し、ターゲットと結合状態にある抗体の量は、サンプル、導入後の経過時間等により異なるので導入後に時間を振って最適条件の検討を行って下さい。
Profect 抗体を導入後、細胞を継続して培養したいが問題点は。 特に問題点はありません。導入した抗体と抗原の結合力は高いことから解離する可能性は低いものとなっています。従って、抗体が分解されるまで培養細胞内で抗体はターゲットタンパク質との結合が保持されます。
Profect 導入した抗体はどの程度安定であるか? タンパク質の性質に依存しますが、実験データー上48時間は安定です。
Profect コンフルエントがどの程度の時に複合体を添加すれば良いか? 80-90%時に添加する事が、毒性等の問題上で最も望ましいと判断されます。
Profect 本試薬の保存温度は4℃でも-20℃でも可能か? どちらでも可能ですが-20℃をご推奨致します。
Profect 試薬にロットナンバーが記されていないのか? これまでに当社に供給している試薬のロットナンバーは全て同じものです。但し、今後必要であればロットナンバーは全て記録している事から、ご照会できます。
Profect 低密度コンフルエントはどの程度まで問題ないか? 50%のコンフルエントで本試薬を用いた場合、細胞毒性が上昇します。低コンフルエントで使用しても導入効率にプラスの要因として関与する可能性は少ないことから推奨できません。
Profect 細胞内局在化についての事例はどのようなものがあるか? Information250の3,4,5ページにCos、HeLa、CV1、RPE細胞に関して、核への特異的なタンパク質導入例が示されています。尚、本件に関連した文献は未だ公にはされていません。
Profect Information250の表紙にはGSTタグの付加されたタンパク質の導入が例示されているが、他のタグ(His-タグ等)付きタンパク質に関しての実験例は存在するか? 現在、メーカーが保有しているデーターはGSTでの実験例のみですが、理論上如何なるタグ付きのタンパク質にも適用可能であると推測されます。
Profect and Targefect 血球系の細胞に導入できるか? Profect:Raw cell、マクロファージで80-90%の導入効率(P1使用時)、Targefect:マクロファージで最低15%の導入効率(F1、F2は不明)です。
Profect reagent 抗体を導入した場合、細胞内において抗原と結合する事は可能ですか? 抗体を導入した場合、細胞内で大部分の抗体が、抗原と結合する事が可能です。
Profect reagent 抗体を導入した場合、どの程度細胞内で保持されますか? 導入した抗体は、少なくとも40時間程度は、細胞内で保持されます。
Profect reagent C2C12細胞へのタンパク質導入に最適な細胞のコンフルエンスについて。 Profectの場合、80-90%のコンフルエンスをご推奨致します。低いコンフルエンスの場合、細胞に対する毒性が確認される細胞も存在しますので、上記コンフルエンスをご推奨致します。
Profect reagent タンパク質を導入し、細胞への局在化を検討するにあたり、実例は存在するか? 主に核に局在するタンパク質(ヒストンやその他核内タンパク質)に対する抗体を導入するために使用されています。実際にある研究グループでは、核内に存在するターゲットタンパク質に対する抗体を導入し、ターゲットタンパク質の機能をブロックし、その機能を解析する研究等にも使用されています。
Profect reagent マクロファージへのタンパク質導入例について。 Profect試薬を使用し、leischmania proteinをマクロファージに導入した例が文献に記載あります。下記の文献を参照下さい。
Devki Nandan, Taolin Yi, Martin Lopez, Crystal Lai, and Neil E. Reiner Leishmania EF-1 activates the Src homology 2 domain containing tyrosine phosphatase SHP-1 leading to macrophage deactivation Papers in Press: J. Biol. Chem.
published October 15, 2002 as 10.1074/jbc. M209210200 [Abstract] [Accepted Manuscript]
Profect reagent パラフィン固定した受精卵へのタンパク質導入について。 細胞が死滅し固定されているパラフィン固定した受精卵への導入は、困難と推測されます。
Profect reagent 大腸菌へのタンパク質導入について。 不明です。
Profect reagent 導入するタンパク質溶液の界面活性剤含有について。 タンパク質-試薬の複合体形成に関しては問題が派生しないと推測されますが、界面活性剤の細胞への影響、タンパク質サブユニット間の相互作用への影響を考慮した上で使用を検討下さい。
Profect reagent 導入したタンパク質の活性について。 タンパク質の有する性質に依存しますので、断定できませんが、導入後24時間は、活性が保持されると推測されます。
Profect reagent Profectを用いた塩基性及び糖タンパク質の導入について。 塩基性タンパク質については、ヒストンタンパク質の導入例が存在します。糖タンパク質に関しては、詳細なデータは存在しません。P1及びP2の選択は、細胞及びタンパク質との相性にもよる事から、02458-12でお試し下さい。
Profect reagent Profectで導入可能なタンパク質の分子量の大きさについて。 1000kDaの分子量のタンパク質迄導入可能です。
Profect reagent ブタやマウスの卵へのタンパク質導入について。 実際のデータは存在しませんが、理論上は可能と推測されます。試薬は、P1もしくはP2を使用し、試薬5µl、導入するタンパク質5µgの複合体作成条件でご検討下さい。
Profect reporter kit 本製品にはProfect試薬が付属しているのか? 本試薬にはProfectは付属しておらず、ポジコンのみから構成されています。
Profect reporter kit 本製品にはポジコンとしてどのようなタンパク質から構成されているのか? 本キットは100mgのβ-ガラクトシダーゼと各々50mgのAlexa fluorでラベルした抗体、ヒストンの3種から構成されています。
Profect reporter kit キット中の抗体やヒストンは、どのAlexa色素と複合体を形成しているのか? ヒストンはAlexa488 と、抗体はAlexa 594と複合体を形成しています。
Profect reporter kit 貯蔵温度は、何℃であるか? -20℃です。
Profect/Targefect 生きた動物の脳組織への導入は可能か? invivoに本試薬を適用する事は可能と推測されます。但し実例がなく、複合体の調製、投与する量、投与部位等を検討する必要があります。従って本来のプロトコールと大幅に異なる事から推奨できません。
Profect/Targefect 神経幹細胞への導入は可能か? 神経幹細胞への導入例は現在ありません。但し、Profectは造血幹細胞の場合、優れたタンパク質導入効率を示します。
Profect関係の質問 細胞膜を貫通する分子の共有結合修飾によりタンパク質を導入する手法も流行しているが、本試薬との違いは? まず第一に、共有結合によるタンパク質の修飾はタンパク質の活性をダウンさせることがよく知られています(立体構造への影響)。また、tat等のペプチドによる共有結合修飾では核内へ目的タンパク質が導入され、細胞質へ導入する事ができない等の欠点を示すようです。