難溶性タンパク質研究用試薬
ジギトニン(水溶性)
ジギトニンは、膜タンパク質の可溶化や構造解析などに用いられる界面活性剤です。しかし、水に溶解するのに手間がかかる上に析出しやすく、また天然物由来の化合物なので Lot 間差が大きいなど、使用に際して工夫が必要でした。本製品は、独自に編み出した精製法により、常温の水に溶解し、かつ析出を起こしにくくしたジギトニンです。
特長
- 常温の水に溶解(100 mg/mL を保証)
- 溶解後も析出を起こしにくい
製品説明
溶解性の比較
本製品と従来品でそれぞれ 100 mg/mL の水溶液を調製したところ、本製品は常温の水にすぐ溶解しましたが、従来品は溶解させるために加温が必要で手間と時間がかかりました。また、調製後の溶液を常温で放置したところ、従来品は溶解当日に沈殿が生じましたが、本製品は透明な状態を保っており、さらに 4℃ で 1 週間放置しても沈殿は生じませんでした。