ナカライテスク株式会社

アスクレステム® 肝細胞分化培地/ 肝細胞維持培地

  • 細胞培養

AscleStem® Hepatocyte Differentiation Basal Medium(#20607-05)と AscleStem® Hepatocyte Maintenance Basal Medium(#20683-05)はそれぞれ Supplement for H.D. Medium(#20612-54)、Supplement for H.M. Medium(#20615-24)と共にヒト多能性幹細胞から肝細胞への分化誘導および維持培養に使用する無血清培地です。

特長
  • ヒト多能性幹細胞から肝細胞へ分化誘導可能
  • 肝細胞維持培地は薬剤スクリーニングにも使用可能
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使用方法

本培地 / サプリメントを用いたヒト iPS 細胞由来肝細胞への分化誘導プロトコル例

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製品使用例

ヒト iPS 細胞 Tic 株の肝細胞への分化誘導

本分化培地 / 維持培地を用いてヒト iPS 細胞 Tic 株を肝細胞へと分化誘導し、初代培養ヒト肝細胞とのアルブミン産生量を比較しました。

位相差観察

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アルブミン産生量

本培地 / サプリメントを用いて分化誘導した iPS 細胞由来肝細胞のアルブミン産生量は、初代培養ヒト肝細胞の解凍後 24 時間培養した時と同程度であることが示されました。

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本維持培地を用いた薬剤スクリーニング

マウスおよびヒト肝細胞への薬剤投与時に、本維持培地および HCM Hepatocyte Culture Medium BulletKit(ロンザ)または Williams E 培地をベースとした培地を用いて比較しました(初代肝細胞に使用する場合は別途 EGF および抗生物質が必要です)。

薬物代謝酵素誘導剤を添加した際の遺伝子発現

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本維持培地を使用して薬剤を投与した場合も、薬物代謝酵素遺伝子の発現が上昇していることが示されました。

顧客使用例

ヒト iPS 細胞 YO2 株の肝細胞への分化誘導(※ 維持培地のみの使用 )

従来法の維持培地を本維持培地に変更して分化誘導しました。

*従来法 [分化培地:RPMI-1640 培地に B27 を添加したもの、維持培地:HCM Medium(ロンザ)]

遺伝子発現比較(YO2 株由来肝細胞)

従来法の遺伝子発現量を 1 とした際の本維持培地使用時の遺伝子発現量を算出しました。

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本データは大阪大学大学院 薬学研究科 分子生物学分野 教授 水口 裕之 様よりご提供いただきました。

関連資料

価格表

製品名 規格 貯法 製品番号 容量 オンライン
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AscleStem® Hepatocyte Differentiation Basal Medium

SP
(細胞培養用)
冷蔵 20607-05 500 mL e-Nacalai.jpg
Supplement for H.D. Medium   冷凍 20612-54 5 mL e-Nacalai.jpg
AscleStem® Hepatocyte Maintenance Basal Medium SP
(細胞培養用)
冷蔵 20683-05 500 mL e-Nacalai.jpg
Supplement for H.M. Medium   冷凍 20615-24 30 mL e-Nacalai.jpg

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