ナカライテスク株式会社

期間短縮免疫法での抗体作製も

ポリクローナル抗体作製

  • 他社品

ウサギ・マウスをはじめ、ヤギ・ヒツジなどの大型哺乳動物を用いた抗血清作製のほか、アルパカへの免疫 / 単核球採取も行っています。
持ち込み抗原(タンパク質 / ペプチド)による抗体作製はもちろん、ペプチド合成からの受託も承ります。ご指定の作製方法やスケジュールなど、ご研究者様のご要望に応じて細やかな対応を行っています。

 

▼ ポリクローナル抗体作製 ▼ ペプチド合成 ▼ お問い合わせ
特長
  • 28 日免疫法により短期間で高力価の抗体作製が可能(ウサギ・マウス・ラットのみ)
  • 免疫施設は公益社団法人日本実験動物協会による第三者認証取得済み
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製品説明

ポリクローナル抗体作製

ウサギ・マウスをはじめ、ヤギ・ヒツジなどの大型哺乳動物を用いた抗血清作製を行っています。

■ 28 日免疫法のご紹介

ポリクローナル抗体作製には通常 49 ~ 63 日の免疫期間を要するところ、株式会社ホクドーでは 28 日免疫法で実施します (ウサギ・マウス・ラットのみ)。独自の免疫手法により、一般的な感作法に比べて短期間かつ少量の抗原でも従来手法と同等以上の抗体価が期待できます。

 

<免疫スケジュールの違い> ※ペプチド抗原の場合

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<抗体価の比較>

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■ ポリクローナル抗体作製 詳細

<28 日免疫法 : ウサギ・マウス・ラット>

日程 内容
免疫開始前
  • 抗原受領時期にあわせて使用動物を入荷後、馴化飼育を 1 週間実施
Week 0
  • 免疫前血清を採取
    ウサギ : 約 1.5 mL
    マウス / ラット : 約 20 µL
     
  • 1 回目の免疫感作を実施(アジュバント:FCA)
    <抗原投与量>
    ウサギ / ラット : 1 mg (ペプチド抗原)、0.2 mg(タンパク抗原)
    マウス : 200 µg (ペプチド抗原)、50 µg(タンパク抗原)
Week 2
  • 2 回目の免疫感作を実施 (アジュバント : 不使用)
    <抗原投与量>
    ウサギ / ラット : 0.5 mg (ペプチド抗原)、 0.1 mg(タンパク抗原)
    マウス : 100 µg (ペプチド抗原)、25 µg (タンパク抗原)
Week 3
  • 試採血
    ウサギ : 約 1.5 mL
    マウス / ラット : 約 20 µL
     
  • 抗体価(ELISA)測定
    抗血清(希釈倍率 1 : 6400)に対して、O.D. ≦ 1 の場合、追加免疫 2 回 (Week 4, 6)を無償で実施
Week 4
  • 全採血
    ウサギ : 50 ~ 70 mL
    マウス : 0.3 ~ 0.5 mL
    ラット : 4 ~ 6 mL

 

<従来免疫法 : ヤギ・ヒツジ>

日程 内容
ペプチド抗原の場合(抗原投与量 : 5 mg/回) タンパク抗原の場合(抗原投与量 : 2 mg/回)
免疫開始前
  • 使用動物を入荷後、馴化飼育を 4 週間実施
  • 使用動物を入荷後、馴化飼育を 4  週間実施
Week 0
  • 免疫前血清(約 1.5 mL) を採取
  • 1 回目の免疫感作を実施(アジュバント : FCA)
  • 免疫前血清(約 1.5 mL)を採取
  • 1 回目の免疫感作を実施(アジュバント : FCA)
Week 2
  • 2 回目の免疫感作を実施(アジュバント : FIA)
  • 2 回目の免疫感作を実施 (アジュバント : FIA)
Week 4
  • 3 回目の免疫感作を実施(アジュバント : FIA)
  • 3 回目の免疫感作を実施 (アジュバント : FIA)
Week 5  
  • 試採血(約1.5 mL)
  • 抗体価 (ELISA)測定
Week 6
  • 4 回目の免疫感作を実施(アジュバント : FIA)
  • 4 回目の免疫感作を実施(アジュバント : FIA)
Week 7
  • 試採血(約 1.5 mL)
  • 抗体価(ELISA)測定
  • 全採血(700 ~ 1000 mL)
Week 8
  • 5 回目の免疫感作を実施 (アジュバント : FIA)
 
Week 9
  • 全採血(700 ~ 1000 mL)

■ 価格

動物種*1 系統*1 使用動物数*1 基本料金*2 納期 必要抗原量*3 抗血清収量*4
ウサギ 日本白色種
(healthy)
1 羽 146,000 円 約 5 週間~ (ペプチド抗原)1.5 mg /羽 ~
(タンパク抗原)0.4 mg /羽 ~
50 ~ 70 mL/羽
2 羽 200,000 円
3 羽 262,000 円
マウス BALB/c 2 匹 130,000 円 (ペプチド抗原)0.3 mg /匹 ~
(タンパク抗原)0.2 mg /匹 ~
0.3 ~ 0.5 mL/匹
5 匹 160,000 円
ラット SD 2 匹 140,000 円 (ペプチド抗原)1.5 mg /匹 ~
(タンパク抗原)0.4 mg /匹 ~
4 ~ 6 mL/匹
5 匹 180,000 円
ヤギ 日本ザーネン 1 頭 330,000 円 ペプチド抗原 : 約 13 週間 ~
タンパク抗原 : 約 11 週間 ~
(ペプチド抗原)25 mg /頭 ~
(タンパク抗原)10 mg /頭 ~
700 ~ 1000 mL/頭
ヒツジ サフォーク 1 頭 390,000 円

*1 その他の動物種・系統・動物数での免疫についてはお問い合わせください。
*2 基本料金には免疫感作、免疫前採血、試採血、全採血、ELISA法による抗体価測定および抗血清の送付を含みます。
    ウサギ・マウス・ラットについては 28 日免疫法で実施の場合です。従来法で免疫を希望される場合はお問い合わせください。
    ヤギ・ヒツジでの抗体作製には別途動物購入費および動物輸送費が必要です。
*3 送付いただく抗原濃度はペプチド抗原で 2 mg/mL 以上、タンパク抗原で 0.5mg/mL 以上を希望します。
    記載量に追加免疫分は含んでいません。
    ペプチド抗原の場合の記載量はキャリアタンパク質結合状態での必要量です。
    ペプチド抗原でご注文の場合は、抗体価測定用としてフリーペプチドが 0.1 mg 必要です。
    タンパク抗原でご注文の場合で、タグ融合タンパク質の場合は、抗体価測定用に遊離したタンパク質または異なるタグ融合タンパク質が 0.1 mg 必要です。
*4 得られる血清量は免疫個体によって増減します。

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ペプチド合成

Fmoc 法による固相合成を行っています。製品には Mass スペクトルデータおよび HPLC データを添付し、凍結乾燥状態で送付します。
株式会社ホクドーで抗体作製をご注文の場合には、ご希望のアミノ酸配列から抗原性検索も実施します。
また、修飾オプションとして合成ペプチドとキャリアタンパク質(KLH または BSA)の結合も承ります。

■ 価格

価格 = (合成料金×残基数)+(精製料金)+(修飾オプション料金)

ペプチド合成 価格表

純度 合成量 合成料金
(1 残基あたり)
精製料金 納期 備考
70% 以上 5 mg 2,250 円 8,000 円 3 週間~
  • 7 残基以下および 30 残基以上のペプチドや、大量合成については別途お問い合わせください
  • 合成および精製が困難と思われる配列についてはご相談させていただきます
10 mg 2,250 円 16,000 円
20 mg 2,800 円 24,000 円
80% 以上 5 mg 2,400 円 18,400 円
10 mg 2,400 円 24,000 円
20 mg 3,200 円 32,000 円
90% 以上 5 mg 2,800 円 24,000 円
10 mg 2,800 円 32,000 円
20 mg 4,400 円 40,000 円

修飾オプション 価格表

修飾オプション オプション料金 納期 備考
リン酸化 お問い合わせ -
  • N 末端アセチル化 / C 末端アミド化なども対応可能ですのでお問い合わせください
キャリアタンパク質結合 30,000 円 1 週間 ~
  • ペプチド 10 mg までの価格です
  • キャリアタンパク質は KLH または BSA からお選びください
  • MBS 法によりコンジュゲーションを実施するため、合成ペプチド内にシステインが必要です

関連資料

最短納期 約 2 ヵ月!クイック抗体プラン

ユーロフィンジェノミクス株式会社の 『超速ペプチド合成』 と株式会社ホクドーの 『期間短縮 (28 日) 免疫法』 を組み合わせることで、ペプチド合成 ~ ウサギポリクローナル抗体作製を約 2 カ月という短納期でご提供するプランです。

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抗体精製

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