製品情報

高輝度・長寿命の次世代蛍光色素
Biotium社　CF™ Dye

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CF™ Dyeは、Biotium社より開発された次世代の蛍光色素です。本蛍光色素は、高輝度でかつ退色耐久性に優れた性質を持っています。また、従来の蛍光色素よりも低電荷であり、標識体の性質に影響の少ない蛍光色素です。本色素の標識二次抗体をはじめとするさまざまな標識体、反応性誘導体、ラベリングキットなどを紹介します。

 

特長

 

使用例

CF™ 488A & CF™ 555標識二次抗体を用いたプラナリア脳の神経軸索の染色

左：CF™ 488A および CF™ 555標識二次抗体を用いた染色

右：A社標識二次抗体を用いた染色

siyoueri488A555.jpg

‹サンプル›

プラナリア脳（ホールマウント、観察時200µmの厚さに圧縮）

固定法　カルノア法（120min, 4℃）

透過処理　キシレン：エタノール=1:1（60min, 室温）

 

‹脳のドーパミン神経の染色›

一次抗体

Rabbit Anti-Planarian TH

二次抗体

Biotium社　CF™ 555 Goat Anti-Rabbit IgG（H+L）

A社　橙色蛍光標識Goat Anti-Rabbit IgG（H+L）

 

‹脳のGABA神経の染色›

一次抗体

Mouse Anti-Planarian GAD

二次抗体

Biotium社　CF™ 488A Goat Anti-Mouse IgG（H+L）

A社　緑色蛍光標識Goat Anti-Mouse IgG（H+L）

 

‹核の染色›

Hoechst 33342

 

‹結果›

Olympus FV10を使用して、A社製品と同条件で検出した結果、CF™ Dyeは、A社製品と同程度もしくはそれ以上の感度で検出でき、表面から15µmという深度の深い場所でも、神経軸索の１本１本まで検出が可能でした。

 

‹データご提供›

京都大学 大学院理学研究科 生物科学専攻 高次情報形成学講座 生体情報発生分野 分子発生学分科

阿形 清和 教授 / 井上 武 助教

 

 

製品概要

CF™ Dyeには、UVから近赤外領域までのさまざまな蛍光色素が用意されています。標識二次抗体以外にもさまざまなCF™ Dye標識体、反応性誘導体、ラベリングキットも用意しています。

 

CF™ Dye各蛍光色素を用いた製品ラインアップ

表の色素名をクリックすると各色素の製品説明、使用例、価格表のページへ移動します。

ラベリングキットと関連製品EverBrite™ Mounting Mediumの詳細はこちら。

色素名 CF™
350		 CF™
405S		 CF™
405M		 CF™
488A		 CF™
514		 CF™
532		 CF™
543
Ex
Em		 347
448		 404
431		 408
452		 490
515		 516
548		 527
558		 541
560
標識体 二次抗体 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ハプテンおよびその他の抗体 　 ○ ○ ○ 　 　 　
アネキシン ○ 　 ○ ○ 　 　 　
小麦胚芽アグルチニン ○ ○ ○ ○ 　 　 　
コレラ毒素サブユニットB 　 　 　 ○ 　 　 　
コンカナバリンA ○ 　 　 ○ 　 　 　
ストレプトアビジン ○ ○ ○ ○ 　 ○  
トランスフェリン 　 　 　 ○ 　 　 ○
ファロイジン ○ 　 ○ ○ 　 ○ ○
ブンガロトキシン 　 ○ 　 ○ 　 　 ○
cAMP 　 　 　 ○ 　 　 　
dUTP 　 ○ 　 ○ 　 　 ○
反応性誘導体 アジド 　 　 ○ ○ 　 　 　
アミノオキシ ○ ○ ○ ○ 　 　 　
アミン ○ ○ 　 ○ 　 　 　
アルキン 　 　 ○ ○ 　 　 　
スクシンイミジルエステル ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ヒドラジド ○ 　 　 ○ 　 　 　
マレイミド ○ ○ ○ ○ 　 ○ ○
抗体ラベリングキット（Mix-n-Stain™） ○ ○ ○ ○ 　 ○ ○
抗体ラベリングキット（VivoBrite™） 　 　 　 　 　 　 　
タンパク質ラベリングキット ○ ○ ○ ○ 　 ○ ○
アポトーシス検出キット 　 　 　 ○ 　 　 　
色素名  CF™
555		 CF™
568		 CF™
594		 CF™
620R		 CF™
633		 CF™
640R		 CF™
647
Ex
Em 		 555
565		 562
583		 593
614		 617
639		 630
650		 642
662		 650
665
標識体 二次抗体 ○ ○ ○   ○ ○ ○
ハプテンおよびその他の抗体     ○   ○ ○  
アネキシン ○ ○ ○   ○ ○ ○
小麦胚芽アグルチニン     ○   ○ ○  
コレラ毒素サブユニットB   ○ ○     ○  
コンカナバリンA     ○   ○ ○  
ストレプトアビジン ○ ○ ○   ○ ○ ○
トランスフェリン   ○ ○     ○  
ファロイジン ○ ○ ○   ○ ○ ○
ブンガロトキシン ○ ○ ○   ○ ○  
cAMP           ○  
dUTP   ○ ○     ○  
反応性誘導体 アジド ○ ○ ○     ○ ○
アミノオキシ   ○ ○   ○ ○  
アミン ○ ○ ○   ○ ○ ○
アルキン ○ ○ ○     ○ ○
スクシンイミジルエステル ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ヒドラジド ○ ○ ○   ○ ○ ○
マレイミド ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
抗体ラベリングキット（Mix-n-Stain™） ○ ○ ○   ○ ○ ○
抗体ラベリングキット（VivoBrite™）              
タンパク質ラベリングキット ○ ○ ○   ○ ○ ○
アポトーシス検出キット      ○        
色素名 CF™
660C		 CF™
660R		 CF™
680		 CF™
680R		 CF™
750		 CF™
770		 CF™
790
Ex
Em		 667
685		 663
682		 681
698		 680
701		 755
777		 770
797		 784
806
標識体 二次抗体 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ハプテンおよびその他の抗体     ○     ○  
アネキシン     ○   ○ ○ ○
小麦胚芽アグルチニン       ○      
コレラ毒素サブユニットB              
コンカナバリンA              
ストレプトアビジン   ○          
トランスフェリン       ○      
ファロイジン ○ ○   ○      
ブンガロトキシン       ○      
cAMP              
dUTP       ○      
反応性誘導体 アジド ○            
アミノオキシ   ○   ○      
アミン           ○  
アルキン ○            
スクシンイミジルエステル ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ヒドラジド              
マレイミド ○ ○ ○ ○      
抗体ラベリングキット（Mix-n-Stain™） ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
抗体ラベリングキット（VivoBrite™）     ○   ○ ○ ○
タンパク質ラベリングキット ○ ○ ○ ○ ○ ○  
アポトーシス検出キット              
製品使用文献

製品使用文献はこちらのページで閲覧できます。

http://www.nacalai.co.jp/information/literature/BiotiumCFDye.cfm

 

 

※記載の内容は、'16年11月現在の情報に基づいております。

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