粒子径 5 µm から 15 µm へ

内径 28 mm や 50 mm のカラムを使用する場合、高速の流量を送液する装置が必要となりますが、これらの装置は耐圧性が低く、5 µm の充填剤を充填したカラムを使用すると使用可能圧力を超えてしまう場合があります。また、これらのカラムは高理論段数を必要としない分取精製用であることから、弊社では内径 28 mm 以上のカラムには圧力の低い15 µm の充填剤を推奨しています。
5 µm の粒子を 15 µm に変更することにより、理論段数（N）は 1/3、圧力は 1/9（いずれも理論値）になります。下の例のようにサンプルを少量注入した場合、5 µm と15 µm では理論段数に大差がありますが、サンプルを大量に注入した場合にはほとんど差がありません。