その他の逆相クロマトグラフィー用カラム
固定相構造と物性
アルキル鎖結合型充填剤の固定相と物性一覧表
充填剤名称 | C22-AR-II | C18-MS-II | C8-MS | C4-MS | PE-MS | CN-MS |
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シリカゲル | 全多孔性球状高純度シリカゲル | |||||
平均粒子径(µm) | 5 | |||||
平均細孔径(約 Å) | 120 | |||||
比表面積(約 m2/g) | 300 | |||||
固定相構造 | ||||||
化学結合基 | ドコシル基 | オクタデシル基 | オクチル基 | ブチル基 | フェニルエチル基 | シアノプロピル基 |
結合形式 | ポリメリック | モノメリック | ||||
主な相互作用 | 疎水性 | 疎水性 π-π | ||||
エンドキャッピング処理 | あり | |||||
炭素含有率(約%) | 19 | 16 | 10 | 7 | 10 | 7 |
分離特性の違い
分析条件 | |||
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カラムサイズ | 4.6 mm I.D. × 150 mm | 検 出 | UV 254 nm |
移動相 | Methanol / H2O = 60 / 40 | サンプル |
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流 速 | 1.0 mL/min | ||
温 度 | 30℃ |
5CN-MS
- シアノプロピル基結合型
- 疎水性が大きく異なる化合物をグラジエントせずに分離
適合するサンプル例
・天然物の包括分析など
分析時間の短縮
疎水性が大きく異なるサンプルの分析にはグラジエント溶出法を用いることが一般的です。しかし、グラジエント溶出法は、再現性が悪く(分析ごとに平衡時間が必要、ミキサーの容量や性能、送液ポンプの性能などにより装置間差が生じる等)また操作に手間がかかります。コスモシール 5CN-MS では、再現性が高く操作性もよいイソクラティック溶出法を用いて疎水性の大きく異なるサンプルを分析することができます。
●疎水性の大きく異なるサンプルの分離
分析条件 | |||
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流 速 | 1.0 mL/min | サンプル |
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温 度 | 30℃ | ||
検 出 | UV 254 nm |
分析例
アセトアミノフェン
分析条件 | |||
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カラムサイズ | 4.6 mm I.D. × 150 mm | 検 出 | UV 225 nm |
移動相 | Methanol / 50 mmol/L KH2PO4 (pH4.7 with NaOH) = 20 / 80 |
サンプル |
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流 速 | 1.0 mL/min | ||
温 度 | 30℃ |
可塑剤(分岐鎖異性体混合物)
コスモシール 5CN-MS を用いることにより分岐の状態を認識せず、炭素鎖のみを認識します。それにより検出感度が向上し、定量計算も出来るようになります。
分析条件 | |||
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カラムサイズ | 4.6 mm I.D. × 150 mm | 検 出 | UV 220 nm |
流 速 | 1.0 mL/min | サンプル |
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温 度 | 40℃ |
価格表
分析・分取カラム(粒子径 5 µm)
COSMOSIL 5C22-AR-II
COSMOSIL 5C8-MS
COSMOSIL 5C4-MS
COSMOSIL 5PE-MS
COSMOSIL 5CN-MS
※上記以外のカラムサイズをご要望の際はお問合せください。
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。