無血清培養の基礎培地としても
Reduced Serum DMEM/Ham's F-12 Medium
本製品は DMEM / ハム F-12 培地をベースとした血清低減培地です。DMEM / ハム F-12 培地と比較し、血清の添加量を減らしても細胞の増殖率や形態に影響を及ぼすことなく培養が可能です。
特長
- 低血清で培養可能
- 無血清培養の基礎培地としても使用可能
- 血清にかかるコストを削減
- ロット間差など,血清による影響を低減
製品説明
細胞増殖率と細胞形態の比較
HEK 293 細胞および CHO 細胞を本製品または A 社血清低減培地を用いて培養しました。A 社製品と同様に、低血清での培養が可能であり、細胞の増殖率や形態に影響がないことが示されました。
HEK 293 細胞における各血清濃度下での増殖曲線と細胞形態(Day 35)
CHO 細胞における各血清濃度下での増殖曲線と細胞形態(Day 35)
顧客使用例
大腸がん患者由来オルガノイドの培養(無血清条件)
Corning® マトリゲル基底膜マトリックス グロースファクター リデューストに、TrypLE Express で分散した大腸がん患者由来オルガノイド細胞を包埋したドロップレット(n=4)を作製しました。その上から培地* 1 mLを添加し、培養しました。
*本製品または A 社製品にそれぞれ 2 mM L-アラニル-L-グルタミンを添加
目視による増殖評価で、2 条件に大きな差は認められませんでした。
大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 生体病態情報科学講座 分子生化学教室 近藤 純平 准教授
関連資料
価格表
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。