崩壊試験・溶出試験用 調製液シリーズ
弊社ではお客さまのご要望に応じた各種調製液の製造・販売を行っています。 ここでは、各種調製液の中から崩壊試験・溶出試験に使用される製品を紹介します。カタログ掲載品以外のお客さまのご用途に応じた調製液および特別包装のカスタムサービスはこちらをご覧ください。
製品説明
品質保証
- 本製品は厳格な管理体制で製造された誤差の少ない調製済み試薬です
- pH(25℃)誤差規格は ± 0.05 以内
- ロットごとに「検査成績報告書および使用原料報告書」を発行しています
- ラベルには有効期限を明記しています
- 「検査成績報告書および使用原料報告書」には製造日および有効期限を明記しています
容器について
5 L、20 L 容器共に蛇口コックタイプ(付属品)で必要量を簡単に取り出せます
①取り違いのミスをなくすため使用時にも確認できるよう蛇口付近にもラベルを貼付
蛇口付近貼付ラベル例
②蛇口コックタイプなので容器を傾けることなく必要量を簡単に取り出せます。
コック Ф 9 mm(付属品)
蛇口コックについて
一度に大量の試験液をご使用、および調製される場合に大変便利な大流量タイプの蛇口コックもご用意できます。
使用後の容器について
5 L、20 L 容器共に内装容器と外装ダンボールからなっており、使用後は下図の様にコンパクトに折りたたむことができます。使用済み容器の一時保管場所および廃棄物を削減できます。
試験液調製方法
下記の比率を基に調製しています。
●崩壊試験第1液(pH 1.2) 溶出試験第1液(pH 1.2)
塩化ナトリウム 2.0 g に塩酸 7.0 mL および水を加えて 1,000 mL とする。この液は無色澄明で、その pH は約 1.2 である。
●溶出試験第2液
pH 6.8 のりん酸塩緩衝液 1 容量に水 1 容量を加える。
●崩壊試験第2液(pH 6.8)
0.2 mol/L りん酸二水素カリウム試液 250 mL に 0.2 mol/L 水酸化ナトリウム試液 118 mL および水を加えて 1,000 mL とする。この液は無色澄明で、その pH は約 6.8 である。
●酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH 4.0)
酢酸ナトリウム三水和物 5.44 g を水 900 mL に溶かし、酢酸(100)を滴下し、pH を 4.0 に調整した後、水を加えて 1,000 mL とする。
●0.05mol/l-酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH 4.0)
酢酸(100)3.0 g に水を加えて 1,000 mL とした液に、酢酸ナトリウム三水和物 3.4 g を水に溶かして 500 mL とした液を加えて pH 4.0 に調整する。
●りん酸塩緩衝液(pH 6.8)
りん酸二水素カリウム 3.40 g および、無水りん酸水素二ナトリウム 3.55 g を水に溶かし 1,000 mL とする。
●崩壊試験第1液(pH 1.2) 溶出試験第1液(pH 1.2)(10倍濃度)
塩化ナトリウム 20.0 g に塩酸 70.0 mL および水を加えて溶かし 1,000 mL とする。
●崩壊試験第2液(pH 6.8)(10倍濃度)(10倍濃度)
2 mol/L りん酸二水素カリウム試液 250 mL に 2 mol/L 水酸化ナトリウム試液 118 mL および、水を加えて 1,000 mL とする。
●酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH 4.0)(10倍濃度)
酢酸ナトリウム三水和物 54.4 g を水 900 mL に溶かし、所定量の酢酸(100)を滴下し、水を加えて 1,000 mL とする。10 倍希釈時の pH が 4.0 となる。
●りん酸塩緩衝液(pH 6.8)(10倍濃度)
りん酸二水素カリウム 34.0 g および、無水りん酸水素二ナトリウム 35.5 g を水に溶かし 1,000 mL とする。
●薄めたMcIlvaine緩衝液
0.05 mol/L りん酸一水素二ナトリウムと 0.025 mol/L くえん酸を用いて pH を調整する。 (一覧にない pH の McIlvaine 緩衝液も製造可能ですのでご照会ください。)
※(10倍濃度)製品シリーズについて
10 倍希釈して表示 pH になる様に調整しています。
関連資料
価格表
※その他、お客さまの用途に応じた調製液および特別包装のカスタムサービスをお請けしています。
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※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。