Sil-Best Stain-Neo
Sil-Best Stain-Neo は、ポリアクリルアミドゲル上の核酸、タンパク質または糖質を高感度に検出するための電気泳動用銀染色キットです。従来のエチジウムブロマイド(EtBr)法、コマジーブリリアントブルー(CBB)法と比較し、50 ~ 100 倍の感度を有しており、しかも短時間で簡単にご使用いただけます。
関連製品:Sil-Best Stain シリーズの製品比較はこちら
- 染色から洗浄まで 6 ステップ
- 1 時間で染色完了
- 糖質とタンパク質の二重染色も可能
製品説明
キット内容
試薬名 | 主成分 | 容量 | 数量 | 貯法 |
---|---|---|---|---|
固定液(10 ×) | トリクロロ酢酸 | 200 mL | 1 | 冷蔵 |
銀 A 溶液(5 ×) | 炭酸ナトリウム | 200 mL | 1 | 室温 |
銀 B1 溶液(5 ×) | 硝酸銀、硝酸アンモニウム | 200 mL | 1 | 冷蔵 |
銀 B2 溶液(5 ×) | ホルマリン | 200 mL | 1 | 冷蔵 |
ディスポーザブルトレイ | ポリプロピレン製 | - | 20 | - |
試薬調製法
100 mm × 100 mm × 1 mm スラブゲル基準

キット以外にご用意いただく試薬
精製水、メタノール、酢酸、50 mL ディスポーザブル遠心チューブ 3 本。
糖・糖タンパク染色の場合は過よう素酸ナトリウム(#31709)もご用意ください。
(使用する試薬グレードは試薬特級もしくは用途に適したものをご使用ください。)
染色操作法
<タンパク質・核酸>
1. 泳動後、ゲルを添付のディスポーザブルトレイ中で固定液に浸し、10 ~ 20 分振とうします。
2. 固定液を捨て、精製水にゲルを浸し、5 分振とうします。
3. 精製水を新しくして、10 分振とうします。
4. 精製水を捨て、染色液にゲルを浸し、5 ~ 30 分振とうします。適当な染色像が得られたところで染色液を捨て、反応停止液にゲルを浸します。
5. ゲルを精製水ですすぎ、染色像を観察します。
<注意事項>
・本製品は非常に高感度の性能を有しており、実験中にタンパク質や糖質などの不純物が混入すると試薬が鋭敏に反応し、銀鏡反応を生じる場合があります。操作中の不純物の混入には最大の注意を払ってください。
・染色 A 溶液と染色 B 溶液の調製には、ビーカーやスターラー用マグネットなどの繰り返し使用する器具を用いるより、50 mL ディスポーザブル遠心チューブの使用を推奨します。
・グラジエントゲルの場合はアクリルアミド濃度によりバックグラウンドが高くなりますのでご注意ください。
その他注意事項は取扱説明書をご参照ください。
製品使用例
泳動像
タンパク質の染色

泳動ゲル | : | 12% SDS-ポリアクリルアミドゲル | |||
サンプル | : | タンパク質マーカー(10倍濃縮)(#29458-24) 総タンパク質量 ①510 ng ②260 ng ③130 ng ④51 ng ⑤26 ng ⑥13 ng ⑦5 ng |
核酸の染色

泳動ゲル | : | 5% ポリアクリルアミドゲル / TBE | |||
サンプル | : | DNA 100 bp Ladder 総 DNA 量 ①10 ng ②5 ng ③2 ng ④1 ng ⑤500 pg |
価格表
関連製品
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。