ACROBiosystems 社 Fc 受容体タンパク質

ACROBiosystems 社は、創薬研究関連のタンパク質および抗体の製造やサービスを行う米国のメーカーです。哺乳動物細胞をベースにしたタンパク質の産生をコアの技術としています。特に、高品質のリコンビナントタンパク質を中心に創薬研究に有用な製品が充実しています。
ここでは、Fc 受容体タンパク質を紹介します。
ACROBiosystems 社では、以下の創薬研究試薬もラインアップしています(*各製品ページに移動します)。
・免疫チェックポイントタンパク質*
・バイオマーカータンパク質および CD 抗原*
・ビオチン標識タンパク質*
また、ここで紹介していない製品については、ACROBiosystems 社 の Web site をご参照ください。
ACROBiosytems 社は、厳密に品質をチェックしたさまざまなリコンビナント Fc 受容体タンパク質を提供しています。
- 滅菌、エンドトキシン試験済み
- ビオチン化タンパク質も用意
製品説明
概要
抗体医薬品の効果は、Fab フラグメントと抗原の結合活性だけでなく、Fc フラグメントと Fc 受容体の相互作用にも依存しています。Fc 受容体(FCGRT&B2M)と Fc フラグメントの結合親和性は、抗体の半減期に影響し、Fc フラグメントとFCGRIIIA(CD16a)との結合親和性は、抗体依存性細胞傷害の誘導に影響します。このように Fc 受容体に対する結合親和性をスクリーニングすることは、抗体医薬品の開発において重要です。
品質試験
生物活性については、SPR や Functional ELISA などのアッセイ方法により評価しています(試験未実施の製品あり)。純度については、全てのタンパク質を SDS-PAGE により分析しています。詳細は ACROBiosystems 社 Web site の製品データシートをご参照ください。
生物活性(例ヒト FcRn)

SPRアッセイ(Biacore 2000)で示されているように、固定化されたヒトFcRn(#FCM-H5286)は、1 µM の親和定数でヒト IgG1 と結合している。
データご提供:Biaffin GmbH & Co KG, Germany

5 µg/mL の濃度でウェルに固定化されたハーセプチン(ヒト IgG1)は、0.2 ~ 5 µg/mL のリニアレンジでヒト FcRn(#FCM-H5286)と結合している。
純度(例ヒト FcRn)

ヒト FcRn(#FCM-H5286)を DTT の存在下 SDS-PAGE で分析した結果が示されている。
価格表
発現系:HEK293 細胞
※掲載内容は 2017 年 11 月現在の情報に基づいています。