InvivoGen 社 モノクローナル抗体作製用プラスミド

InvivoGen 社では、2 つのリコンビナントモノクローナル抗体作製用プラスミドファミリーを提供しています。また、作製した抗体の評価に使用できるレポーター細胞も提供しており、ADCC または ADCP 活性の解析用にデザインされた細胞、免疫チェックポイントまたは腫瘍抗原を発現する細胞、サイトカイン検出用の細胞をラインアップしています。
- pFUSE - アイソタイプの変更が可能
- pTRIOZ - 高収量の抗体を産生
製品説明
pFUSE
モノクローナル抗体をあるアイソタイプから別のアイソタイプに変更するために設計された、包括的なプラスミドコレクションで、同じ抗原親和性を持ちながら異なるエフェクター機能を持つモノクローナル抗体を作製することができます。
→ アイソタイプスイッチ
異なるエフェクター機能を持つ抗体の作製が可能
→ 多様な動物種対応
さまざまな動物種の定常領域(重鎖もしくは軽鎖)をコードするプラスミドを提供
pTRIOZ
単独のプラスミドを使用して、高収率の完全なモノクローナル抗体を作製するために設計されたプラスミドコレクションです。pTRIOZ は、単一プラスミド内で固有の複合プロモーターの制御下にて、重鎖と軽鎖の両方を発現するための個別のカセットを含みます。
→ 高い費用対効果
重鎖および軽鎖、両方をコードした単一のプラスミドを提供
→ 高い発現性
最大 30 倍の抗体産生能
pTRIOZ と pFUSE の mAb 収量の比較

pFUSE 重鎖と pFUSE 軽鎖プラスミドを 1:1 の比率で導入し、抗 PDL-1 の産生量を pTRIOZ と比較しました。最大収量は pFUSE の比率に基づいて調整されています。
価格表
pFUSE-CLIg ファミリー、pFUSE-CHIg ファミリー
pFUSE-CLIg ファミリー:さまざまな種のカッパまたはラムダ軽鎖(CL)の定常領域をコードします。
pFUSE-CHIg ファミリー:さまざまな種の Ig アイソタイプ重鎖(CH)の定常領域をコードします。このファミリーには以下も含まれます。
- pFUSE-Lucia-CHIg:組換え抗体の検出と定量を容易にします。
- Engineered pFUSE-CHIg:ヒト IgG1 の重鎖の定常領域の変異型をコードし、エフェクター機能を変更します。
※モノクローナル抗体の分泌を促進する IL-2 シグナル配列付きは、製品名に ss を含みます。
※ヒト以外のプラスミドについては、InvivoGen 社 Web site をご確認ください。
pTRIOZ ファミリー
Lucia は INVIVOGEN の登録商標です。
※掲載内容は 2025 年 4 月現在の情報に基づいています。