Xeno-Free での造血幹細胞培養に
AscleStem® 造血幹細胞用培地
本製品は、造血幹細胞培養用の基礎培地です。本培地に 6 種類のサイトカインを添加することで造血幹細胞(CD45dimCD34+)を培養することができます。
特長
- 造血幹細胞の増殖培養が可能
- Xeno-Free
- iPS 細胞の樹立における実績有(CiRA プロトコルに掲載)
製品説明
造血幹細胞の増殖評価
ヒト末梢血単核細胞(PBMC)を、サイトカインを添加した本培地を用いて 5 日間培養し、細胞数を測定した後にフローサイトメーターで CD34 および CD45 を測定しました。その結果、本培地で造血幹細胞(CD45dimCD34+)を効率良く増殖できていることが示されました。
培養プロトコル概要
CiRA Foundation のプロトコル*における「末梢単核球細胞(PBMC)の前培養」のプロトコルを参考に培養しました。
https://www.cira-foundation.or.jp/j/assets/file/publications/EpisomalVector_iPS_protocol.pdf

造血幹細胞マーカー陽性の細胞数

造血幹細胞マーカーの陽性率

顧客使用例
本培地を用いた iPS 細胞の樹立への応用
本培地に 6 種類のサイトカインを添加してヒト末梢血単核細胞(PBMC)を培養し、その後、RNA 初期法1)に基づいて、iPS 細胞を樹立しました。
未分化マーカーの発現確認(初期化因子導入から 14 日後の状態)

樹立された iPS 細胞の形態(5 継代目の細胞の状態)

本データは大阪大学 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点 特任准教授(常勤) 中川 誠人 様よりご提供いただきました。
使用文献
- 1) Nakagawa M, Nogi M, Doi H, et al. MDM4 enables efficient human iPS cell generation from PBMCs using synthetic RNAs. Sci Rep. 2025;15:30620.
DOI : https://doi.org/10.1038/s41598-025-16446-y
参考文献
- ヒト iPS 細胞 - 合成 RNA を用いたヒト末梢血単核球(PBMC)からの iPS 細胞樹立方法(フィーダーフリー)
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/protocol.html
関連資料
価格表
AscleStem / アスクレステムはナカライテスク株式会社の登録商標です。 ご注意 試験・研究用(ヒトへの使用を除く)以外には使用しないでください。
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。
