InvivoGen 社 Recombinant B18R|Type I interferon inhibitor

B18R は、ワクシニアウイルス の ウェスタン・リザーブ(WR)株 にコードされている可溶化タンパク質であり、ヒト IFN-α/β に結合することで、感染細胞における抗ウイルス応答を阻害します。
IFN 応答の制御による RNA 導入効率の向上
InvivoGen 社は、 I 型インターフェロン(IFN)シグナル伝達を特異的に阻害する阻害剤である組換え B18R タンパク質を提供しています。本製品は、RNA を介した遺伝子導入効率を高める目的で幅広く利用されています。
B18R は、mRNA を用いたトランスフェクションの際に、RNA レプリコンの維持と細胞生存率の向上に寄与することが報告されています。
InvivoGen 社 の 組換え B18R タンパク質 は、CHO 細胞で発現され、適切な糖鎖修飾および三次元構造を確保、キャリアフリー、His タグ付きです。さらに組換えヒト IFN-α を刺激因子とした HEK-Blue IFN-α/β 細胞での検証により、I 型 インターフェロン(IFN)シグナル を確実に阻害することが示されています。加えて、GFP mRNA を用いて THP1-Dual 細胞へトランスフェクションを行った検証では、B18R 添加することで、導入効率が向上することも確認されています。

B18R によるインターフェロンシグナルの阻害
特長
- InvitroFit:各ロットは高純度(≧95%)で、機能試験を実施
- RNA 導入効率の向上
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InvitroFit InvitroFit グレードは、阻害剤の in vitro 研究に最適化 本グレードの製品は高純度(≥95%)で、HEK-Blue TLR2 および HEK-Blue TLR4 細胞アッセイにより、細菌由来のコンタミがないことが確認されています。さらに、各ロットは細胞モデルを用いて機能活性を厳密に評価しています。研究の信頼性と再現性を確保するための品質基準として利用可能です。 |
製品使用例
RNA 導入効率の向上

| B18R により mRNA トランスフェクション効率が向上 THP-1 細胞へ GFP mRNA を導入した際、B18R(1 µg/mL)を添加することで、GFP 発現細胞の割合が増加し、トランスフェクション効率向上が確認されました。 |
価格表
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阻害剤コレクション|自然免疫シグナル伝達経路の研究に
※掲載内容は 2025 年 12 月現在の情報に基づいています。

