ナカライテスク株式会社

His-tag 融合タンパク質用染色液

His-Detect In-Gel Stain

  • 電気泳動
  • ELISA

電気泳動後のゲル中の His-tag 融合タンパク質を短時間、簡便な操作で目視により確認できる染色液です。

特長
  • 1 時間で His-tag 融合タンパク質を確認可能
  • 染色と洗浄のみの簡単な操作
  • 約 30 pmol の His-tag 融合タンパク質を確認可能(30 kDa のタンパク質では 900 ng に相当)
  • 蛍光イメージアナライザー、トランスイルミネーターなどの機器不要
  • 本製品で染色後 CBB 染色、銀染色も可能
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製品説明

使用例

ウェスタンブロッティングとの比較例

DHFR-His を発現させた大腸菌ライセートを段階希釈し SDS-PAGE を行った後、本製品で His-tag 融合タンパク質の染色を行いました。(図 1)
染色後、同一ゲルからウェスタンブロッティングを行い、化学発光法および発色法で His-tag 融合タンパク質を検出しました。(図 2、図 3)
本製品での染色結果はウェスタンブロッティングでの検出結果と一致していることがわかります。
M1 : Chemi-Lumi One Markers Kit(#06456-70)
M2 : プレステインドマーカー

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一次抗体 : 抗 6xHis(マウス IgG1-κ), モノクローナル(HI192), AS (#04428)
二次抗体 : goat anti-mouse IgG-HRP(Santa Cruz #sc-2005)
化学発光検出 : Chemi-Lumi One L(#07880)
発色検出 : ペルオキシダーゼ染色キット(#26652-70)

検出までの比較

  His-Detect In-Gel Stain ウェスタンブロッティング
工程数
(洗浄工程は除く)
1
本製品反応
5
トランスファー→ブロッキング→一次抗体結合→二次抗体結合→酵素反応
総操作時間 60 分 300 分以上

注意事項

His-tag にコバルトが配位することを利用し、His-tag 融合タンパク質を色素により染色します。 注)サンプルに目的タンパク質以外の金属結合性タンパク質が含まれる場合、非特異的なバンドが見られることがあります。 1 回の使用量は、ミニゲル 1 枚(10 × 10 cm)で 50 mL です。これより少ないと感度が低下しますのでご注意ください。

関連資料

価格表

製品名 規格 貯法 製品番号 容量 オンライン
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His-Detect In-Gel Stain SP 室温 08500-94 100 mL
08500-65 500 mL

関連製品

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※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。