リンパ球分離溶液(ヒト用)
本製品に血液を重層し遠心分離することで、簡単にリンパ球を含む単核球を分離することができます。本製品は、フィコールとジアトリゾ酸ナトリウムの混合水溶液で、各々比重が1.077、1.119に調製された溶液です。
使用例
リンパ球分離溶液(d=1.077)(#20828)
- 15mlの遠沈管にリンパ球分離溶液(d = 1.077)を3ml加え室温におく。
- その上に全血3mlを注意深く静かに重層し、遠心分離(400×g、室温、30分)を行う。
- 遠心分離後、単核球を含んでいる不透明な中間層の0.5cm上のところまで上層をパスツールピペットで注意深く吸い上げ、取り除く。
- 不透明な中間層をパスツールピペットで注意深く吸い上げ、新しい遠沈管に移す。
- 4の遠沈管にりん酸緩衝生理食塩水10mlを加え、ゆっくりと混合する。
- 遠心分離(250×g、室温、10分)を行う。
- 上澄みを注意深く吸い上げ、取り除く。
- りん酸緩衝生理食塩水5mlにて沈査(単核球)を再懸濁し、パスツールピペットでゆっくりと混合する。
- 遠心分離(250×g、室温、10分)を行う。⑩⑦⑧⑨の操作を再度繰り返し、上澄みを取り除き、適量のりん酸緩衝生理食塩水にて沈査(単核球)を懸濁する。
※リンパ球分離溶液(d=1.119)を同時に使用することにより、赤血球と顆粒球を分離することができます。
価格表
※記載の内容は、'12年11月現在の情報に基づいております。