よくあるご質問
試薬全般に関するご質問
- 品位および品質保証について教えてください。
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弊社試薬には、品位としてそれぞれの製品に SP、UF、BC、GR(JIS 試薬特級規格適合品を含む)、EP(JIS 試薬一級規格適合品を含む)、CP などの規格を設けています。また、計量法トレーサビリティ制度に基づく pH 標準液には Jcss マークを付した「証明書」を添付しています。弊社の試薬は、これらの規格に沿って、品質、性能を保証しています。なお、品質の改良、原料事情などのために、品位を変更することがあります。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ先
TEL:075-211-2703
URL:https://www.e-nacalai.jp/Contact/Contact1A.cfm
- 使用期限を教えてください。
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原則として、試薬の使用期限や保証期限は設定していません。その理由として、試薬は保管条件や極微量の不純物の混入などが原因で、時に意図しない経時変化を引き起こすことがあります。このため、使用期限などを厳密に設定することが極めて困難です。また、開封後はいかなる条件でも品質の保証はできかねます。開封後の使用期限は、使用方法や保存条件など種々の要因によりますので、目安としても回答できかねます。
※使用期限を設定している試薬は、ラベルにその期日を表示しています。
- 保存温度を教えてください。
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ラベルに保存温度が記載されている試薬は、その記載に従って保管ください。
その他の試薬については、以下を参照ください。
超冷凍貯蔵品:-80 ℃以下
冷凍貯蔵品:0 ℃以下
冷蔵貯蔵品:0 〜 10 ℃
冷所保存品:15 ℃以下(潮解、重合、分解、昇華、気化などに注意を要する品目)
- 物性値と実測値が異なっています。
- オンラインカタログ記載の物性値は、実測値以外に文献値を収載していますので、物性値と実測値が異なる場合があります。オンラインカタログ記載の物性値は、参考値としてお取り扱いください。
ご購入に関するご質問
- 試薬を購入したいのですが、どのように注文すればいいですか?
- 最寄りの弊社営業所、販売取扱店をご利用ください。弊社試薬には、全ての容量に 7 桁の製品番号を付番しています。また、取り扱いメーカーの試薬にも各メーカーの製品番号が付番されていますので、正確を期すため、ご注文の際にはこの製品番号とメーカー名をご連絡ください。また、弊社では、個人の方への販売はできかねます。
- カスタム調製(受託サービス)はどのように注文すればいいですか?
- 弊社 Web site の受託サービス/カスタム調製液の各ページ(https://www.nacalai.co.jp/products/custom/)に、見積もり依頼フォーム(シート)を用意しています。ご記入いただいた内容により、担当営業所または販売取扱店からご連絡いたします。
- オンラインカタログに記載のない大容量の包装や、掲載していない試薬などは、取り扱えますか?
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以下にご相談ください。
価格・納期のご照会
TEL:0120-489-552
製品に関する技術的なご照会
TEL:075-211-2703
URL:https://www.e-nacalai.jp/Contact/Contact1A.cfm
- 価格の確認方法を教えてください。
- 価格はオンライン検索サイトの e-Nacalai Search Version(https://www.e-nacalai.jp/)でご覧いただけます。表示価格は、原材料の変更や為替の影響などにより改定することがありますので、あらかじめご了承ください。なお、この価格は弊社各営業所渡しを基準とし、荷造り費、運賃、保険料などの諸経費および消費税は含まれていませんので、あらかじめご了承ください。納入価格につきましては、最寄りの弊社営業所または販売取扱店にお問い合わせください。
- 注文の際に注意することはありますか?
- 試薬は、危険性および有害性を伴うことがあります。そのため、販売は化学的知識のある方に限られます。それ以外の方は使用をお控えください。弊社で取り扱っている試薬の中には、法的規制のある試薬があります。ご注文の際、許可書の提示や許可番号の確認、譲渡書、使用目的確認書(https://www.nacalai.co.jp/products/support/faq/regulation/)の提出などをお願いする場合があります。
- 試薬の不具合はどちらに連絡すればいいですか?
- 試薬を購入された弊社営業所、販売取扱店、または、お問い合わせフォーム(https://www.e-nacalai.jp/Contact/Contact1A.cfm?ConID=001)からご連絡ください。内容を確認し担当部署より回答いたします。
- 返品はできますか?
- 試薬の中には特殊な性質を有するものが数多くあります。品質管理上ご返品はご容赦願います。
ご使用に関するご質問
- 食品添加物や医薬品などの用途に使えますか?
- オンラインカタログに掲載している商製品は、全て試薬(試験・研究用にのみ用いる化学薬品)として販売しています。体外診断用医薬品、医薬品、化粧品、農薬、食品添加物、家庭用化学薬品など、ほかの用途には使用しないでください。このような使用により生じる事故に対して弊社は責任を負いません。
- アンプル容器の開封やその後の保管方法は、どのようにすればいいですか?
- 保護具を着用の上、アンプルのガラス部分にダイヤモンドヤスリなどで全周に傷を付け、注意深く押し割り開封します。傷を付けた後に焼き玉を用いて開封する方法もありますが、引火性のある試薬では火災や爆発を招く恐れがありますので行わないでください。また、開封後の保管は避け、できるだけ速やかに使い切ってください。アンプル容器を採用している製品には、空気中の湿気や酸素と反応しやすいもの、沸点が低く揮発性が高いもの、臭気が強いものなどがあります。開封後はほかの容器に移し替えても、アンプル程の密閉性が望めないことから、品質の劣化はもとより火災や中毒など思わぬ事故を招く恐れがあります。
- 容器内で試薬が塊となっていますが、どのように取り出したらいいですか?
- フェノールなど融点の高い試薬は、容器内で凝固している場合があります。この場合、融点より 10 ~ 20℃ ほど高い温度で完全に溶解して使用ください。溶解時、ガラス容器の栓を緩めてから水浴中で徐々に温度を上げて溶解してください。この際、ガラス容器の破損には十分ご注意ください。加温により内圧が高くなる場合があります。開栓の際も十分にご注意ください。
- 試薬はどのように廃棄すればいいですか?
- 試薬の廃棄はお客さま自身で行ってください。廃棄する場合は量の多少にかかわらず、「廃棄物の処理および清掃に関する法律(廃棄物処理法)」で定める「産業廃棄物」に該当しますので、廃棄にあたっては、廃棄物処理法および各自治体が定める条例に従って処理してください。関連する法規制も多くありますので、都道府県知事の許可を得た専門の廃棄物処理業者に委託処理されることをお薦めします。なお、弊社では試薬の廃棄業務は行っていません。
ご使用に当っての注意事項
試薬ご使用の範囲
体外診断用医薬品として承認許可を得ている品目を除いては、全て試薬(試験・研究用にのみ用いる化学薬品)として販売しています。医薬品、化粧品、農薬、食品添加物、家庭用化学薬品など他の用途には使用しないでください。
安全にご使用いただくために
ご注文に際しては製品番号、メーカー名、品位、品名、容量、数量を正しくご連絡ください。
お手元に届きましたら、必ずラベル表示を確認してください。
ラベル表示に従って正しく保管していただき、転倒・落下防止対策も確実に実施してください。
ご使用の前にもう一度ラベル表示(品名など)を確認し、試薬の性質を考慮し必要な安全対策を実施してください。
また、ラベル表示以外に SDS、関連法規なども参照ください。ラベルに注意書きのない試薬や、SDSや関連法規がない試薬につきましても慎重にお取り扱いください。
ご使用に際しては必ず防護具を着用し、十分に注意してお取り扱いください。
ご使用後、残った試薬は購入時と同様に正しく保管してください。
ご使用後の廃棄物や、古くなったり、不要になった試薬は SDS などを参考にし、諸法規の規制を遵守して適切に処理してください。