蛍光染色用の封入剤
Fluoro-KEEPER Antifade Reagent, Non-Hardening Type with DAPI
本製品は独自の退色防止剤を含有した非固化タイプの封入剤であり、蛍光顕微鏡観察時に起こる蛍光の急激な退色を防止します。カバーガラスの端をマニキュアなどでシーリングした標本は数週間の保存も可能です。DAPI 不含および DAPI 含有の 2 種類を販売しています。
DAPI 不含タイプはこちら
特長
- さまざまな蛍光色素に対し、優れた退色防止効果を発揮
- 使いやすいドロッパーボトルを採用
- DAPI 含有
製品説明
さまざまな標本の蛍光観察
本製品は別途染色操作を行うことなく、さまざまな標本において核が青色に染色されます。
マウス小腸

抗原賦活 | : | HistoVT One(#06380) |
ブロッキング | : | Blocking One Histo(#06349) |
一次抗体 | : | Anti-Vimentin Rabbit Polyclonal Antibody(Santa Cruz #sc-7557R) |
二次抗体 | : | CF 488A Goat Anti-Rabbit IgG(H+L), F(ab’)2 Fragment(Biotium #20013) |
MC3T3-E1 細胞

ブロッキング | : | Blocking One Histo(#06349) |
染色 | : | Rhodamine Phalloidin(Cytoskeleton #PHDR1) |
MC3T3-E1 細胞

ブロッキング | : | Blocking One Histo(#06349) |
一次抗体 | : | Anti-Vimentin Rabbit Polyclonal Antibody(Santa Cruz #sc-7557R) |
二次抗体 | : | Anti-Vimentin Rabbit Polyclonal Antibody(Santa Cruz #sc-7557R) |
Fluoro-KEEPER with DAPI を用いて封入後、遮光して 30 分静置した。その後、落射蛍光顕微鏡(Olympus BX-50-34-FLA1)にて観察を行った。
封入標本の長期保存後の蛍光観察

サンプル | : | MC3T3-E1 細胞(固定:4%-パラホルムアルデヒド・りん酸緩衝液(#09154)室温 15 分処置) |
ブロッキング | : | Blocking One Histo(#06349) |
一次抗体 | : | Anti-Vimentin Rabbit Polyclonal Antibody(Santa Cruz #sc-7557R) |
二次抗体 | : | CF 488A Goat Anti-Rabbit IgG(H+L), F(ab')2 Fragment(Biotium #20013) |
ここでは、Fluoro-KEEPER with DAPI で封入後 3 カ月保存した標本も DAPI、CF 488 共に鮮明な蛍光が観察されています。(長期保存を行う場合は、標本のカバーガラスをマニキュアなどでシーリングし、4℃ で遮光して保存してください。)
使用方法
- 標本から余分な液を取り除き、本製品を 1 ~ 2 滴ほど滴下してください。
- 標本をカバーガラスによりカバーしてください。
- 封入後すぐに観察が可能です。
注意事項
- 本製品はグリセリンを使用しているため、蛍光タンパク質であるフィコエリスリン、アロフィコシアニンなどのフィコビリタンパク質の観察には適していません。
- 屈折率は、1.43 ~ 1.44(20℃)です。
価格表
関連製品
DAPI 不含タイプはこちら
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。