プロテインアッセイ CBB 溶液 (Ready To Use) / プロテインアッセイ CBB 溶液 (5 倍濃縮)
製品説明
測定原理
クマシーブリリアントブルー(CBB)とタンパク質が結合、この「色素-タンパク質複合体」の吸収極大波長(595 nm)の吸光度を測定することによりタンパク質を定量します。
反応生成物の吸光スペクトル

測定方法
詳細は取扱説明書をご参照ください。
操作 : スタンダード法
試験管 | マイクロプレート | ||||
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測定範囲 | 0.2 ~ 1.4 mg/mL | 0.2 ~ 1.0 mg/mL | |||
(1)CBB 溶液の調製 | Ready To Use(#11617-71)の場合、本製品をそのまま使用 5 倍濃縮(#29449)の場合、本製品 : 精製水 = 1 : 4 の容量比で混和 |
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(2)混合 | 検量線用標準液もしくは被検液 | 50 µL | 10 µL | ||
CBB 溶液 | 2.5 mL | 200 µL | |||
(3)反応 | 室温 10 分 | ||||
(4)測定 | 595 nm*における吸光度を測定 |
*580 ~ 610 nm で測定は可能です。ただし、吸収極大波長が 595 nm にあるため、できるだけ近い波長での測定をお薦めします。
参考 : 測定波長 595 nm、580 nm、610 nm の BSA 検量線
操作 : マイクロ法
試験管 | マイクロプレート | |||||
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測定範囲 | 2.5 ~ 25 µg/mL | |||||
(1)混合 | Ready To Use | 検量線用標準液もしくは被検液 | 1 mL | 150 µL | ||
CBB 溶液 | 1 mL | 100 µL | ||||
5 倍濃縮 | 検量線用標準液もしくは被検液 | 800 µL | 160 µL | |||
CBB 溶液(希釈せずに使用) | 200 µL | 40 µL | ||||
(2)反応 | 室温 10 分 | |||||
(3)測定 | 595 nm*における吸光度を測定 |
*580 ~ 610 nm で測定は可能です。ただし、吸収極大波長が 595 nm にあるため、できるだけ近い波長での測定をお薦めします。
タンパク質濃度の算出
検量線用標準液から得られた吸光度(試薬ブランクの吸光度を差し引いた値)を用いて検量線を作成します(横軸 : タンパク質濃度 縦軸 : 吸光度)。この検量線に披検液から得られた吸光度(試薬ブランクの吸光度を差し引いた値)を当てはめてタンパク質濃度を算出します。
測定例 : BSA、γ-Globulin、Transferrin の検量線の例
CBB 溶液 (Ready To Use) を用いて、BSA、γ-Globulin、Transferrin 濃度を測定しました。CBB 法(Bradford 法)ではタンパク質の種類により、反応性が大きく異なります。そのため、検量線用標準液として使用するタンパク質は適切に選択する必要があります。

性能確認 : 夾雑物の影響
BSA(左 : 0 mg/mL、右 : 1.0 mg/mL)にそれぞれの夾雑物を添加し、反応させました。CBB 法(Bradford 法)の原理より、界面活性剤などの夾雑物はサンプルの測定に影響を与えることがあります。夾雑物が含まれる場合は、CBB クリーンアップキットを用いて除去処理を行うか、共存可能物質表を参考に測定可能な濃度までサンプルを希釈し測定してください。

各社推奨スタンダード法(マイクロプレート)にて反応。 それぞれの混合比(サンプル : CBB溶液) : 弊社 CBB 溶液 (Ready To Use)(10 : 200)、弊社 CBB 溶液 (5 倍濃縮)(10 : 200)、A 社製品(10 : 300)、B 社製品(5 : 250)
他社比較 : BSA 検量線の比較
BSA 濃度を各 CBB 溶液の用法に従い測定しました。弊社 CBB 溶液 (Ready To Use) および CBB 溶液 (5 倍濃縮) は他社製品と同様に測定が可能です。

色素使用量
弊社製品のスタンダード法(マイクロプレート)は、20 ~ 200 µL マイクロピペットで色素の分注が可能、色素分注後の液量が少なくウェルに余裕があるため攪拌しやすい特長があります。

関連資料
価格表
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。