製品情報

プロテインアッセイシリーズプロテインアッセイ CBB クリーンアップキット

本製品は CBB 法(Bradford 法)のための前処理キットです。CBB 法(Bradford 法)では界面活性剤などが測定の妨害となります。本製品を併用し、CBB 法(Bradford 法)による定量の前に簡単な除去操作(10 分以内に終了)を加えることで、測定できるサンプルの幅が広がります。

 

BSA(左:0 mg/mL、右:1.0 mg/mL)にそれぞれの夾雑物を添加し、反応させました。

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※除去できる妨害物質については共存可能物質表を参考にしてください。

測定原理

タンパク質を沈殿させバッファー置換を行い、妨害物質を除去します。その後、沈殿させたタンパク質を CBB 溶液で直接溶解させ、タンパク質を定量します。

キット内容

試薬名容量数量
Solution A2.5 mL1
Solution B2.5 mL1
Solution C
(エタノール (99.5) 185 mL をメスシリンダーなどで量り取り、容器に加え、ふたを閉めて転倒混和してください。)
80 mL2

※本製品にはエタノール、CBB溶液および検量線用標準液は含まれていません。エタノール (99.5)(#14713)、 CBB 溶液 (Ready To Use)(#11617)、 CBB 溶液 (5 倍濃縮)(#29449)およびアルブミン (ウシ血清) 溶液 (2mg/ml)(#00653)などをご準備ください。

測定方法

詳細は取扱説明書をご参照ください。

検量線用標準液の調製

本製品には検量線用標準液は含まれていません。アルブミン (ウシ血清) 溶液 (2mg/ml)(#00653)を適宜希釈してご使用ください。測定サンプルと同一の溶媒で希釈することをお薦めします。

操作

 サンプルチューブ
測定範囲0.2 ~ 1.0 mg/mL
(1)混合検量線用標準液もしくは被検液50 µL
Solution A および Solution B10 µL ずつ
(2)洗浄(1 回目)エタノール添加済み Solution C を 1 mL 添加し攪拌
10,000 × g 2 分遠心
上清を除去
(3)洗浄(2 回目)洗浄(1 回目)と同様の操作
(4)CBB 溶液の調製Ready To Use(#11617)の場合、本製品をそのまま使用
5 倍濃縮(#29449)の場合、本製品 : 精製水 = 1 : 4 の容量比で混和
(5)混合CBB 溶液1 mL
(6)反応室温 10 分
(7)測定595 nm* における吸光度を測定

*580 ~ 610 nm で測定は可能です。ただし、吸収極大波長が 595 nm にあるため、できるだけ近い波長での測定をお薦めします。

 

タンパク質濃度の算出

検量線用標準液から得られた吸光度(試薬ブランクの吸光度を差し引いた値)を用いて検量線を作成します(横軸:タンパク質濃度 縦軸:吸光度)。この検量線に披検液から得られた吸光度(試薬ブランクの吸光度を差し引いた値)を当てはめてタンパク質濃度を算出します。

測定例:界面活性剤と還元剤を共に含むサンプルの定量

精製水、SDS-PAGE 用試料緩衝液もしくは 20 mM DTT 含有 RIPA Buffer 中の BSA 濃度を、本製品により除去操作を実施後、CBB 溶液 (Ready To Use) を用いて測定しました。界面活性剤、還元剤を共に含む溶液中のタンパク質も、本製品により測定が可能であることがわかります。

SDS-PAGE 用試料緩衝液中の BSA 濃度測定

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 コントロール:精製水中の BSA を測定
×  除去なし:試料緩衝液中の BSA を除去操作なしで測定
 本製品使用:試料緩衝液中の BSA を本製品使用後測定
 A 社製品使用:試料緩衝液中の BSA を A 社製品使用後測定

SDS-PAGE 用試料緩衝液:
62.5 mM Tris-HCl pH 6.8、2% SDS、10% Glycerol、5% 2-Mercaptoethanol、0.005% BPB

20 mM DTT 含有 RIPA Buffer 中の BSA 濃度測定

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 コントロール:精製水中の BSA を測定
 本製品使用:20 mM DTT 含有 RIPA Buffer 中の BSA を本製品使用後測定

20 mM DTT 含有 RIPA Buffer:
50 mM Tris-HCl pH 7.6、150 mM NaCl、0.1% SDS、1% Nonidet® P-40、0.5% Sodium Deoxycholate、Protease Inhibitor Cocktail(1x)、20 mM DTT

Nonidet® はシェル ブランズ インターナショナル アクチェンゲゼルシャフトの登録商標です。

性能確認:タンパク質の種類による除去操作への影響

BSA、γ-Globulin、Transferrin 濃度を、そのままもしくは本製品で除去操作を実施後、CBB 溶液 (Ready To Use) を用いて測定しました。本製品による除去操作は、タンパク質の種類および濃度に影響を受けないことがわかります。

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価格表

製品名規格貯法製品番号容量オンラインカタログへ
プロテインアッセイ CBB クリーンアップキットSP(生化学研究用)室温11611-601 kite-Nacalai.jpg
プロテインアッセイ CBB 溶液
(Ready To Use)
SP(生化学研究用)冷蔵11617-711 Le-Nacalai.jpg
プロテインアッセイ CBB 溶液
(5 倍濃縮)
SP(生化学研究用)室温29449-44100 mLe-Nacalai.jpg
29449-15500 mL
アルブミン (ウシ血清) 溶液 (2mg/ml)SP(生化学研究用)冷凍00653-3110 X 1 mLe-Nacalai.jpg
エタノール (99.5)JIS 試薬特級室温14713-95500 mLe-Nacalai.jpg
※記載の内容は、'19 年 2 月現在の情報に基づいております。