製品情報

プロテインアッセイシリーズプロテインアッセイ BCA キット

ビシンコニン酸(BCA)法は、Lowry 法のフェノール試薬をビシンコニン酸に置き換えたタンパク質定量法です。Lowry 法よりも測定が簡便であり、低濃度から高濃度まで広範囲にわたり直線性に優れた定量を行うことができます。また、反応時間を変更するのみで高感度化も可能です。

測定原理

タンパク質により還元された銅がビシンコニン酸ナトリウムと錯体を形成、この錯体の吸収極大波長(562 nm)の吸光度を測定することにより、タンパク質を定量します。

反応生成物の吸光スペクトル

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キット内容

試薬名主な成分容量数量
Solution Aビシンコニン酸溶液250 mL2
Solution B硫酸銅溶液10 mL1

※本製品には検量線用標準液は含まれていません。
   アルブミン (ウシ血清) 溶液 (2mg/ml)(#00653)などの検量線用タンパク質標準液をご準備ください。

測定方法

詳細は取扱説明書をご参照ください。

検量線用標準液の調製

本製品には検量線用標準液は含まれていません。アルブミン (ウシ血清) 溶液 (2mg/ml)(#00653)を適宜希釈してご使用ください。測定サンプルと同一の溶媒で希釈することをお薦めします。

操作

 標準法室温法高感度法
マイクロプレート試験管
測定範囲0.02 ~ 2.0 mg/mL5 ~ 250 µg/mL
(1)Working Solution の調製Solution A : Solution B = 50 : 1 の容量比で混和
(2)混合検量線用標準液もしくは被検液25 µL100 µL
Working Solution200 µL2 mL
(3)反応37℃ 30 分室温 120 分60℃ 30 分
(4)測定562 nm* における吸光度を測定

*540 ~ 590 nm で測定は可能です。ただし、吸収極大波長が 562 nm にあるため、できるだけ近い波長での測定をお薦めします。

 

参考:測定波長 562 nm、540 nm、590 nm の BSA 検量線

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タンパク質濃度の算出

検量線用標準液から得られた吸光度(試薬ブランクの吸光度を差し引いた値)を用いて検量線を作成します(横軸:タンパク質濃度 縦軸:吸光度)。この検量線に披検液から得られた吸光度(試薬ブランクの吸光度を差し引いた値)を当てはめてタンパク質濃度を算出します。

測定例:BSA、γ-Globulin、Transferrin の検量線の例

本製品を用いて、BSA、γ-Globulin、Transferrin 濃度を測定しました。BCA 法ではタンパク質の種類による反応差は CBB 法(Bradford 法)と比較して小さくなります。また、低濃度から高濃度まで広範囲にわたり直線近似が保たれるため、幅広い範囲で測定が可能です。

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性能確認 1:本製品のアッセイ法の違い

BSA 濃度を標準法(37℃ 30 分反応)、室温法(室温 120 分反応)および高感度法(60℃ 30 分反応)で測定しました。標準法と室温法ではほぼ同等の結果となりました。また、標準法と比較し、高感度法ではより微量のタンパク質が測定可能でした。

標準法と室温法の比較

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標準法と高感度法の比較

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性能確認 2:夾雑物の影響

BSA(左:0 mg/mL、右:1.0 mg/mL)にそれぞれの夾雑物を添加し、反応させました。BCA 法の原理より、還元剤などの夾雑物はサンプルの測定に影響を与えることがあります。夾雑物が含まれる場合は、共存可能物質表を参考に測定可能な濃度までサンプルを希釈し測定してください。

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各社推奨標準法(マイクロプレート)にて反応。
それぞれの混合比(サンプル : BCA 反応溶液):本製品(25 : 200)、A 社製品(25 : 200)

価格表

製品名規格貯法製品番号容量オンラインカタログへ
プロテインアッセイ BCA キットSP(生化学研究用)室温06385-001 kite-Nacalai.jpg
アルブミン (ウシ血清) 溶液 (2mg/ml)SP(生化学研究用)冷凍00653-3110 X 1 mLe-Nacalai.jpg
プロテインアッセイビシンコニン酸キットはプロテインアッセイ BCA キットに製品名が変わりました。
※記載の内容は、'19 年 6 月現在の情報に基づいております。