多くの免疫疾患がインフラマソームに関係していることから、インフラマソームは自然免疫研究および免疫療法において注目を浴びる分野となっています。インフラマソームが活性化する原因は多く、例えば病原微生物が産生する毒素や、病原微生物の鞭毛、さらには 2 本鎖 DNA、体内で形成される微小な結晶に至るまでさまざまです。インフラマソームの活性化は最終的には Caspase-I 活性化と IL-Iβ の成熟へつながり、その結果炎症反応を惹起させます。
本セミナーでは、インフラマソームが引き起こす細胞死（ピロトーシス）などが自己免疫疾患やがん、アルツハイマー病などのさまざまな疾患においてどのように関わっているのかについて、最新のブレークスルーを交えて紹介します。また、インフラマソームの研究に有用な製品群も紹介します。

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