国内研究者使用例
マウス脂肪組織タンパク質の分離
データご提供:京都大学 農学研究科 食品生物科学専攻 高橋 信之 助教
実験概要
幅広い分子量領域帯を一つのゲル上で分離するのにグラジエントゲルを使用するが、グラジエントゲルの作製は煩雑であり、一方プレキャストグラジエントゲルは高価である。そこで均一ゲルでもグラジエント様の分離効果が得られるWIDE RANGEゲル調製用緩衝液を使用し、従来の均一ゲルと比較した。
実験結果
■SDS-PAGE
サンプル:マウス脂肪組織抽出物
SDS-PAGE:10% Acrylamide
染色:CBB染色
■ウェスタンブロッティング
サンプル:マウス脂肪組織抽出物
SDS-PAGE:10% Acrylamide
■二次元電気泳動
サンプル:マウス脂肪組織抽出物
等電点電気泳動:pH3-11 NL
SDS-PAGE:9% Acrylamide
染色:SYPRO® Ruby
使用者の評価
均一ゲル作製と同作業で容易にグラジエント様の効果が得られ、SDS-PAGE、ウェスタンブロッティングにおいて良好な結果が得られ、二次元電気泳動においては切出しが容易に実施できた。また、ゲル強度も強くて扱いやすかった。
SYPRO® RubyはLife Technologies Corporationの商標です。
製品詳細はこちら(製品のページへ移動します)
※記載の内容は、'14年1月現在の情報に基づいております。
※研究者のご所属などの情報は、データご提供時の情報に基づいております。