国内研究者使用例
ラット海馬標本の長期保管・退色防止能の評価
データご提供:大塚製薬株式会社 探索第一研究所 橋本 綾子 様
実験概要
退色防止剤の性能を試験するために、ラット海馬スライスを本製品により封入したサンプルを共焦点レーザー顕微鏡で画像解析を行い評価した。サンプルは、1カ月間保管の間に繰り返しレーザー顕微鏡で画像解析を行い、複数回レーザー照射した長期保管サンプルに対する本製品の有効性について評価を行った。
実験材料
<退色防止剤>
Fluoro-KEEPER Antifade Reagent, Non-Hardening Type(ナカライテスク)
<サンプル>
ラット海馬スライス(厚さ250μm)
<ブロッキング>
4% OVA in PBST(6時間)
<抗原抗体反応時間>
6℃(オーバーナイト)
<共焦点顕微鏡>
Leica TCS SP5
実験結果
緑色:神経(MAP2) 赤色:アストロサイト(GFAP) 青色:血管(IB4) |
使用者の評価
データは封入1カ月後のサンプルについて、共焦点レーザー顕微鏡により取得した画像である。結果、蛍光色素の退色や漏出はほとんど確認されず、本製品は優れた退色防止能を有した封入剤である。
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※記載の内容は、'15年6月現在の情報に基づいております。