国内研究者使用例
ラット膵島の凍結保存
データご提供:福井大学大学院 工学研究科 生物応用化学専攻
寺田 聡 准教授
実験概要
凍結保存後の生存率が低いとされる、ラット膵島をCell Reservoir One(ガラス化法用)で凍結保存を行い、保存性能を検証した。
実験方法
<使用した細胞凍結保存液>
・Cell Reservoir One(ガラス化法用)(ナカライテスク社)
・FBS/10% DMSO(緩慢法により凍結)
<使用したサンプル>
ラットより摘出した膵島(15個)
<保存/培養期間>
凍結保存期間:1日/培養期間:凍結前7日、融解後5日
実験結果
①保存効率
②融解後の形態
未凍結 | FBS/10% DMSO | 本製品 |
なめらかな輪郭を持つ | ほとんどが培養とともに崩壊 | 約半数が正常な形態を維持 |
使用者の評価
Cell Reservoir One(ガラス化法用)は、従来のFBS/10% DMSOを用いた凍結保存法よりも生存率に優れ、正常な形態を維持できた。
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※記載の内容は、'15年4月現在の情報に基づいております。