COSMOSIL 2.5 µm シリーズ他社 UHPLC 用カラムとの比較例

コスモシール 2.5 µm シリーズと他社 UHPLC 用 C18 カラムおよび Core-Shell 型カラムの比較

コスモシール 2.5 µm シリーズは、UHPLC 用カラムです。粒子径として 2.5 µm を採用することにより分析圧力を抑えることができます。 今回、コスモシール 2.5 µm シリーズの中から 2.5C18-MS-II について他社と比較した例を紹介します。

低分析圧力(UHPLC 専用カラムの約 1/3、Core-Shell 型カラムよりもさらに低分析圧力)

他社 UHPLC 用カラムと比較すると、分析圧力が低くなります。分析圧力が低いので、UHPLC 装置 / HPLC 装置どちらでも使用可能です。

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分析条件
移動相

A 液;Acetonitrile / H2O = 40 / 60
B 液;Acetonitrile
B conc. 0 → 100% 5 min Linear gradient
サンプル
  1. Benzene (2.0 mg/mL)
  2. Toluene (2.0 mg/mL)
  3. Ethylbenzene (2.0 mg/mL)
  4. n-Propylbenzene (2.0 mg/mL)
  5. n-Butylbenzene (2.0 mg/mL)
  6. Amylbenzene (2.0 mg/mL)
流 速 0.4 mL/min
温 度 40℃
検 出 UV 254 nm 注入量 0.5 µL

カラム長変更による高分離能

コスモシール 2.5C18-MS-II では、分析圧力が非常に低いためカラム長を長くすることが可能なカラムです。 カラム長を 150 mm にすることにより理論段数 は 3 倍になり分離能が向上します。

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分析条件
カラム COSMOSIL 2.5C18-MS-II サンプル
  1. Benzene (1.67 mg/mL)
  2. Toluene (1.67 mg/mL)
  3. Ethylbenzene (1.67 mg/mL)
  4. Propylbenzene (1.67 mg/mL)
  5. Butylbenzene (1.67 mg/mL)
  6. Amylbenzene (1.67 mg/mL)
移動相

Acetonitrile / H2O = 70 / 30
流 速 0.4 mL/min
温 度 40℃
検 出 UV 254 nm 注入量 0.5 µL

メタノール条件下でも分析可能

HPLC では、メタノール移動相も汎用的に使用されます。 一方で UHPLC では、主に分析圧力が低いアセトニトリルが用いられます。コスモシール 2.5C18-MS-II は、分析圧力が低いためメタノール条件下でも分析が可能となります。ただし、圧力の上限は、30 MPa となります。

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分析条件
移動相

A 液;Methanol / H2O = 40 / 60
B 液;Methanol
B conc. 0 → 100% 5 min Linear gradient
サンプル
  1. Benzene (2.0 mg/mL)
  2. Toluene (2.0 mg/mL)
  3. Ethylbenzene (2.0 mg/mL)
  4. n-Propylbenzene (2.0 mg/mL)
  5. n-Butylbenzene (2.0 mg/mL)
  6. Amylbenzene (2.0 mg/mL)
流 速 0.4 mL/min
温 度 40℃
検 出 UV 254 nm 注入量 0.5 µL

サンプル負荷量の向上(10 倍負荷量のサンプル注入でも分離能低下しにくいカラム)

一般的に固定化量の少ないカラムは、強溶出力溶媒で溶解したサンプルの注入量が増えるとピークが乱れる恐れがあります。 固定化量の多いコスモシール 2.5C18-II では、他社カラムと比較してピーク形状が崩れにくくなります。

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分析条件
移動相

A 液;Acetonitrile / H2O = 40 / 60
B 液;Acetonitrile
B conc. 0 → 100% 5 min Linear gradient
サンプル
  1. Benzene (0.2 mg/mL)
  2. Toluene (0.2 mg/mL)
  3. Ethylbenzene (0.2 mg/mL)
  4. n-Propylbenzene (0.2 mg/mL)
  5. n-Butylbenzene (0.2 mg/mL)
  6. Amylbenzene (0.2 mg/mL)

サンプル溶媒:Acetonitrile

流 速 0.4 mL/min
温 度 40℃
検 出 UV 254 nm 注入量 5.0 µL

物性表

 C 社S 社COSMOSIL
2.5C18-MS-II
COSMOSIL
2.5Cholester
COSMOSIL
2.5πNAP
担体 Hybrid 型シリカゲル Core-Shell 全多孔性球状高純度シリカゲル
平均粒子径(µm) 1.7 2.6(Core 1.9) 2.5
平均細孔径(約 Å) 130 100 130
比表面積(約 m2/g) 185 200 330
固定相構造 25UHPLC-MS-2-kouzousiki-w100.png 25UHPLC-Cholester-kouzousiki-w100.png 25UHPLC-paiNAP-kouzousiki-w100.png
化学結合基 オクタデシル基 オクタデシル基 オクタデシル基 コレステリル基 ナフチルエチル基
主な相互作用 疎水性 疎水性 疎水性 疎水性
分子形状認識能
疎水性
π-π

分離に大きな影響を与える相互作用による比較例

お使いの C18 カラムで分離が不十分な場合、疎水性以外の相互作用を有するカラムを用いる方法は、分離できる可能性が高く有効な方法となります。コスモシール UHPLC 用カラムでは、汎用の C18 カラム以外に C18 カラムで分離が不十分な場合に威力を発揮するカラムとしてコスモシール 2.5Cholester、コスモシール 2.5πNAP を用意しています。 今回、それぞれについて分析例を紹介します。

C18 カラムからカラムを変更するだけで高分離能を示すコスモシール 2.5Cholester

脂溶性ビタミン類を完全分離可能

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分析条件
移動相

A 液;0.1% TFA-Methanol / H2O = 90 / 10
B 液;0.1% TFA-Methanol
B conc. 0%(0-5 min)-100%(10 min)-100%(15 min)
サンプル
  1. Vitamin A Acetate, all trans (0.06 mg/mL)
  2. Vitamin D2[Calciferol] (0.30 mg/mL)
  3. Vitamin D3 (0.06 mg/mL)
  4. Vitamin E Succinate[D-α-Tocopherol Succinate] (0.60 mg/mL)
  5. Vitamin K2[ (0.18 mg/mL)
  6. Vitamin E[DL-α-Tocopherol] (0.60 mg/mL)
  7. Vitamin E Acetate[DL-α-Tocopherol Acetate] (0.60 mg/mL)
  8. Vitamin K1 (0.18 mg/mL)
  9. Vitamin A Palmitate (0.18 mg/mL)
流 速 0.4 mL/min
温 度 40℃
検 出 UV 280 nm 注入量 2.5 µL

π-π 相互作用により分離改善可能なコスモシール 2.5πNAP

副腎皮質ホルモン類を完全分離可能

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分析条件
移動相

C18 ; Methanol / H2O = 40 / 60

ΠNAP ; Methanol / H2O = 55 / 45

サンプル
  1. Prednisone (0.375 mg/mL)
  2. Cortisone (0.375 mg/mL)
  3. Prednisolone (0.375 mg/mL)
  4. Hydrocortisone (0.375 mg/mL)
流 速 0.4 mL/min
温 度 40℃
検 出 UV 254 nm 注入量 0.5 µL

COSMOSIL 2.5 µm シリーズ価格表

各充填剤ページからご確認ください

充填剤名称 COSMOSIL 2.5C18-MS-II COSMOSIL 2.5Cholester COSMOSIL 2.5πNAP
※掲載内容は予告なく変更になる場合があります。