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【論文掲載】弊社発表のプロトコ-ル論文が「MethodsX」に掲載されました。

この度、弊社コスモシール PBr カラムを用いた高親水性の 11 種類のニコチンアミド代謝物の分離に関する実験手法の論文が、「MethodsX」に掲載されました。

論文名:

Separation of highly hydrophilic nicotinamide metabolites using a COSMOSIL PBr column

著者名:

Makoto Ozaki, Motoshi Shimotsuma, Tsunehisa Hirose

誌名:

MethodsX, 2023, 10, 102061. (オープンアクセス)
DOI: https://doi.org/10.1016/j.mex.2023.102061

概要:

本論文では、C18 (ODS)カラムでは分離することが難しい、高親水性の 11 種類のニコチンアミド代謝物を、弊社のコスモシール PBr カラムを用いて分離・同定する方法についてまとめました。ニコチンアミド代謝物の分析の実施方法について、前処理や移動相の調製方法、分析時の注意点など、分析を実施するご研究者の方々の参考になれば幸いです。コスモシール PBr カラムの特長や C18 カラムとの親水性化合物の分離パターンの違いなどの詳細な情報に関しては、本論文に先駆けて発表した以下の論文に記載されています。

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本プロトコ-ル論文の元論文:

Ozaki, M.; Shimotsuma M.; Hirose, T. Separation of nicotinamide metabolites using a PBr column packed with pentabromobenzyl group modified silica gel. Anal. Biochem. 2022, 655, p. 114837.
DOI: 10.1016/j.ab.2022.114837

本論文で使用したカラム

COSMOSIL 3PBr Packed Column

本論文の解説

C18(ODS)カラムでは分離困難な親水性化合物(ニコチンアミド代謝)の一斉分離